こういう記事があってほしかった、というのを敢えて書こうと思う。

 

必要な人に見つけてもらいたいのでちょっとキツめのタイトルで。

ぜんぜん当てはまらない方はスルーしてください!

 

新学期で担任がハズレと思ったら、

夏休みまでにSOSを出し、必要なら逃げ先を考える。

 

こんな情報、役立たないほうがいいんだけども(笑

地域の他校でも散々な思いをして泣いている発達障害ASD児ママさんたちと出会い、私だけじゃないと確信。

 

以下、発達障害の専門家のレクチャーや相談した方々から得たアドバイス、私の気づきなどのまとめ。日頃から保護者と学校側がコミュニケーションをとりつつ、それでもなぜかうまく行かない場合を想定。

 

・夏休み間近になっても、お子さんが辛そうな場合は警告(身体症状や行きしぶり)

 

 →カンの良い先生ならば保護者とのやりとりやお子さんの様子をみて、夏休み前までには軌道修正できる。指導方法や学習環境がお子さんにあってない可能性があるので、そのままだとお子さんにストレスがかかり続ける。学校では元気に振る舞って、家で荒れるケースも要注意。過剰適応の可能性あり。

 

・担任と話が通じない、特性を理解してくれない、その場しのぎの対応(聞いてるだけ)をされていると感じたら

 

 → 担任と二人きりで会うのをやめて、第三者を入れた面談をリクエストする。担任の上長となる教員、コーディネータ的な立場の先生、スクールソーシャルワーカーあたりが良いのかな。可能であれば、書記をたてるなど記録をとる。保護者側も一人では不安な場合は、状況を理解している身内や、頼りになる関係者に同席を頼む。

 

・何か解決したい問題があるときには、基本的に保護者からは依頼ではなく相談という形をとる

 

 →お子さんの特性や状況について事実を伝え、それに対して学校側に相談。対応策について学校側の提案を踏まえて話し合う。保護者からの一方的な依頼にしないのがポイント。

 

・地域の支援学校との連携がある場合は、支援学校からのアドバイスもとりいれる

 

 →我が家のケースでは、保護者の立場で話しても真剣に聞いてもらえなかったことが、支援学校からの客観的な(厳しい)指摘が入ったら担任の態度が急変。やっと聞く姿勢に切り替わった。

 

 

なぜ夏休みまで?

 

夏休み前までに、というのは地域の公立校をやめて翌年度から支援学校へ転校したいと思ったら夏休み中(7月末まで)に希望を出す必要があり、それを過ぎると動けるのが翌々年になってしまう。*時期や仕組みについては地域差があるかもしれませんので注意

 

転校先が支援学校でなくても、他の公立校の支援学級へ転籍を希望する場合は、就学相談と同じように夏までには相談して秋に教育委員会が決定するという流れ。秋を見据えて動くとなると、夏休み前後に候補の小学校を見学することになる。

 

私立の小学校へ転校する場合も、夏から秋に説明会や体験などがあることが多い。

 

転校せずにとどまるとしても、夏休み頃までに学校生活が落ち着かない、お子さんが辛そう、不登校になりそうという場合は、担任以外の相談できる人と話し始めたほうがいいし、学校以外の居場所について調べはじめても良い頃。もちろん、なんとか学校へ通って軌道に乗れば素晴らしいけれど、保険として他の居場所も意識する。

 

お子さんが弱りきっていたら、まずは家庭でみることになるだろうけど、教育委員会がやっている適応指導教室だったり、居場所事業やオルタナティブスクールのイベントを覗いてみてもいいかもしれない。放デイも柔軟に対応してくれる場合もある。

 

公立校の転校については、転居したり、親類などを頼って住民票が移せる場合は簡単に転校できるけれど、教育委員会を通してお子さんの特性や状況などについては話したり、多少の段階を経る必要があると思う。

 

 

ふぅ〜、書き出すと無駄に長くなってしまう。

 

そもそも私は就学に際して、担任をアタリ・ハズレと称する風潮がとても嫌だなと感じていた。失礼だよね。

 

それが、娘が1年生になり担任が分かると「ああ〜ゴメンけど、あの先生はハズレだよ。」と障害児育児の先輩ママからため息交じりに言われた。

 

内心穏やかでなかったけれど、スタート地点の私に強い先入観を与えるようなことを言うママさんに少し反発心を覚えてしまった。

 

人から無理だよと言われると、本当は出来るんじゃないかと試したくなるタイプ。

 

誰でも相性の良し悪しはあれど、学校とコミュニケーションをしっかりとればきっと大丈夫と思っていたし、娘のために手すり工事などしてもらったので、ずっと通わなきゃという思いもあった。

 

今思えば、先輩ママさんの言葉は素直に聞いておくべきだった(苦笑

様子見しないで、さっさと必要な情報をくれていた。

 

あと就学前に別の先輩ママさんからのアドバイス↓ あとからじわじわ響いた。

 

就学先の学校でうまく行かなかったときには近隣の他校へ転校する可能性が高いから、就学前に他校もいくつか見ておくといいよと。

私、これサボってた(涙

 

 

なぜアタリとハズレの先生が居るの?

 

それはハズレの先生の問題ではなく、学校がチームとして機能していないことの表れだと思う。

 

様々な指導や支援についてノウハウが組織に蓄積されず、カンの良い先生の個人技として温存されていく。

 

ハズレ先生が際立って空回りする。扱いづらい発達障害児相手に厳しめの指導をして矯正しよう(健常児に近づけよう)とする。

 

企業などを思い浮かべれば、どんな組織にも様々な能力や経験を持つ人が集まっているのは普通だと思うけれど、学校で適切な人事が行われなかったり、チームプレイが機能しないと、そのしわ寄せが子どもたちに行ってしまう。

 

 

あと、これもお茶を濁さずはっきり書いておきたいと思う。

 

通常級を受け持てない先生が、支援級の担任に配属されるケースはある。ほぼ確実にクラスが荒れる。

 

これは校長が障害児に対してどういう意識を持っているか現れるところ。人事を決める校長の認識が変わらないと改善は不可能。

 

教員の長時間労働だとか、なり手不足とか言われているし、もっと違う次元で色々問題なのかもしれないけれど。

 

働く先生にとっても学校が楽しい場所で、多少苦手なことがあってもチームワークで乗り切れる職場だったら、もっと良いんじゃないのかなって思う。

 

娘の新しい学校はまだこれから始まるので、期待や不安いろいろ。

支援級の先生方とはすでに会って話をさせてもらった。

 

私も学校関係は相当なトラウマなので最初は引きつった顔だったと思うけど、娘のことが知りたい!と質問がとまらない先生方、どうやって仲良くなろうかとわいわい相談する様子に、膝から崩れ落ちそうなくらいホッとした(笑

 

療育先の信頼している医師から受けた、娘本人が決めた学校へ転校すること、というアドバイスを守り娘の希望で転校先を決めた。

あとはやってみて、うまくいけばラッキー。うまくいかなくてもぜんぜんオッケー。

期待しないくらいがちょうど良い。

 

なかなか発信できない今日このごろだけど、新学期前にこれだけは書きたかったので、満足〜