宮城県の真ん中へんの田舎に住んでいますが、今年の春10年ぶりに裏山に生えたタケノコを1本摘んでいただきました。
タケノコ栽培を生業にしているわけではないので誰も除染を手伝ってくれるわけではありませんが、10年もたったら放射性セシウムも半減期を超えて1/2以下になっているだろうと思い食べました。
それ以外の核種を気にしていたら一生何も口にできないと思います。
裏山で間伐した原木はまだシイタケ栽培には使えないようです。
よって、裏山のキノコ類はまだ口にしないようにしています。
その他、うちの近所ではタラの芽、ワラビ、こしあぶら、いろいろな山菜が取れます。
カロリーベースで言えばそれらを食べなくても命を維持するのに影響はありませんが、東北の人間の多くは季節ごとに少量でもそれらの山菜を口にすることで、自然と共生していることを実感しているのだと思います。
田舎育ちの私は元々国家に対する愛国心は少ないのかも知れませんが、このような事故が再発すれば国土や日本人の祖先が大切にしてきた自然に対する愛国心も吹っ飛ぶと思います。
自分の任期だけ人気を集めてやり過ごせば良いという近視眼的なリーダーの継投で現在の日本は袋小路に入り込んでいるような気がしてなりません。
自民党総裁選では、今敵を作っても10年後、100年後の日本人のあり方を語り、引っ張って行けるリーダーの誕生を願ってやみません。