両親・姉2人とともに暮らす5人家族で、末っ子長男として生まれた私は、姉と年齢が離れていることもありとても甘やかされて育ちました。

常に家族や親戚から注目され自分を中心に世界が回っていると感じるほど、大切に育てられたことを覚えています。

そんな性格もあり幼稚園・小学校に通っている頃は、周りの人にも恵まれとても充実した生活を送っていました。

 

特に、小学校5年生・6年生の頃に担任をしてくれた先生は「自分のことが出来て半人前、人のことまでできて一人前」という教えを持っていて、クラスメイトや周りの人が困っているときに手を差し伸べるのは当たり前だと刷り込まれていました。

当時のクラスも行事に対してみんなで協力して取り組むのは当たり前で、一緒に頑張ることが素晴らしいことだと誰一人疑いもしなかったです。

 

その価値観がすり込まれていた私は、クラスが協力出来る環境と、自分の考えがマッチしており学校での居心地が最高でした。特に、幼少期からの生育環境もあり、大変明るく目立ちたがりだったためクラスでもイベントの中心として活動していました。

家に帰ってからは次の日になるのが楽しみで仕方なかったため、早く次の日を迎えるために遅くとも10時には必ず寝ていました。

自分が自分らしくいることを誰も否定しない環境、先生の教えにより協力して頑張るという教えを実行できる環境と仲間、人間関係や勉強についてストレスなく楽しい毎日は私にとって最高の日々でした。こんな毎日が永遠に続けばいいと心の底から思っていたほどです。

 

自分で言うのも変ですが、明朗快活な私を見て家族や先生、友人の誰一人として不登校になるなんて考えていなかったでしょう。

環境や価値観の変化により自分でも予期せぬ方向へ進み始めてた中学校時代について次回は書いていきたいと思います。

 

大樹