小学校5年生の時の担任です。
それはそれは厳しい先生でありました。
その先生のクラスのしきたりとして、毎日日記を提出しなければいけなかった
のですがその日記を忘れてこようもんなら、すかさず張り手が飛びます。
その張り手で2~3歩後ろに後ずさると更に張り手。
張り手on張り手。張り手on張り手で気付くと廊下まで出てしまう。
もし先生が関取なら得意技「張り手」のみで横綱になっていたでしょう。
小学5年生にして、すでに「うっかり人格」が形成されていた私は毎日忘れ物の
嵐でした。忘れ物の総合商社でした。
なのでその張り手にはすっかりお世話になり、大人になってもずっと猫背なのは
そのせいじゃないかと思っています(きっと関係ない)
そんなクラス中、いや学年中に恐れられていた先生ですが一つだけ弱点があり
ました。
それはタイトルにもあるとおり「怒りすぎると効果がなくなる」のです。
言い換えれば「怒りすぎると恐くなくなる」のです。
なんでかって?
先生はね、先生は怒りすぎるとまばたきを高速で繰り出しちゃうんだよね。
チラチラチラチラ超高速まばたきの隙間からチラチラチラチラ見える白目。
まるで野口吾郎だよね。
そのまばたきが早くなれば早くなるほど怒り度はマックスへ向かって昇天
していく。
まだ見たことはないけれどマックスに達した時にはきっとハナクソをほじると
思う。間違いなくほじると思う。
そしておもむろに名曲「私鉄沿線」を歌いだすにきまってる。
しかも軽くハゲ散らかしているがために、新たな散らかり吾郎というキャラを
作り上げてしまっている。
ズルイ。もうズルイよ。
そんなことを考えているといつも怒られ気分が萎えるのです。
むしろニヤける顔の筋肉をいかに神妙に見せるかに集中するようになります。
ある意味拷問なのでこれはこれでいいのかもしれない。
辛さで言うと怒られるのと五分五分なのかもしれない。
そんなわけで今でもテレビでコロッケの吾郎ショーなどを見ると、小学5年生の
頃のなんともいえない我慢の日々を思い出してやまないのでありました。
「怒りすぎると効果のない人」に贈る一言
歌いだしの時のマイクを持つ小指は立てて下さい。