延命治療・・・


そんな言葉は、ご老人用だと勝手に思ってた


「もう大往生ですから、延命治療はしないでください」

そう言うんだ

もうすっかりオジサン、オバサンの顔した子どもたちが




なのに


まだ「ゼッタイ治す」っていってる子どもの


余命を決めろだなんて



今思い出しただけでも、ぞっとする






その病状説明のあと


どう答えようかと内心びくびくしていたが



だれも


その答えを求めてはこなかった





夫とも


話さなかった




ゆっくり考えろってことだろうが


何も考えず、放置した。。。








その病状説明の席で言われたもうひとつのこと



「何でもしたいこと、好きなことをさせてあげてください」







「一番したいこと」 は 「病気を治すこと」


「一番好きなこと」 は 「元気な体で普通に過ごすこと」



決まってるじゃない!!!





「病気を治すこと」をあきらめていない娘は


病気が治ったら、あれをしたい、これをしたいと夢が膨らむが


今、この体で、何をしたいって。。。







でも、年末が近づいていたから


旅行には行こうと思ってた



そのことを話すと




「きっと、大丈夫だと思います。


それまでにどうこうはないと・・・」







そんなに現実的なことなのか?


この子は治るって言うのに


医者はそんなにすぐ死ぬかもしれないという






私は、戦いを挑む目になっていたかもしれない





「治すって言ってるじゃない!!!!!」


ココロの声は届かないけど








病院のスタッフさんたちには、本当にお世話になった

ココロの底から感謝している



けれど、許せなかった







でも、逆手に取ることにした




何をしてもいいなら、好きなことをしよう


こんなつまらない入院生活、

好き勝手させてあげよう



それで、散々好き勝手して


それでも


治ればいいんだから・・・





それでやっと


ずっと主治医から勧められていた「Make A Wish」へも


申し込むことにしたのだ