転載元:日刊ゲンダイDIGITAL 3/21(木) 7:02

ドンさんのフェイスブックから(C)日刊ゲンダイ
【もぎたて海外仰天ニュース】
図らずも「世界で最も高い所に登った」犬に、熱い視線が注がれている。
米アウトドア専門誌「アウトサイド」(3月3日付電子版)によると、昨年10月、シアトル出身の山岳ガイド、ドン・ワーゴウスキーさん率いるネパール人の登山グループは、エベレストの南にある標高7129メートルのバルンツェ山に登頂するために、ネパールのカレという村に滞在していた。
ドンさんはそこで、1匹のメスの野良犬と出会った。その時は、特に犬が懐いたというわけではなかったらしいが……。
数日後、登山隊はバルンツェ登頂の前に、標高6476メートルの「メラ・ピーク」を攻略。そして下山途中、標高約5200メートルあたりでカレにいた野良犬と出くわしたのだ。野良犬は、他のメンバーには目もくれず、一目散にドンさんのもとに駆け寄ってきたという。
犬はメラ・ピークにちなんで「メラ」と名付けられた。
登山隊はそこから2週間かけ、バルンツェ登頂のベースキャンプに向かい、その間、メラはすっかりドンさんに懐き、ずっと一緒だった。
そしてバルンツェ登頂を目指す日。ドンさんはメラが後を追ってこれないように、首輪とリーシュでつなぎ、キャンプのスタッフに世話を頼んで、出発した。
しかし登頂を初めて30分ほどで、どうやって自由の身になったのか分からないが、ドンさんのすぐ後ろをメラが歩いているのに気が付いた。
それから数日、厳寒の中で登頂を進めていくうちに、ネパール人メンバーたちの間では「メラは幸運と神の祝福のしるしだ」と崇拝の対象に変わっていったという。
そして山頂アタックの日、ドンさんはメラの安全を考え、最終キャンプに置いて行ったが……またまた7時間後にメラはドンさん一行に追いついた。
「あの子がどうやって雪の垂直に切り立つ崖を登れたのか、見当もつかない。でも、あの時ほど、犬を見て驚き、うれしかったことはありません。ネパール人たちは仰天していました。皆、拳を振り上げ、歓声を上げてましたよ!」とドンさん。
そして11月9日。途中、ザイルが必要なところなどはドンさんの助けを借りたものの、メラは見事にバルンツェ登頂に成功した。
メラはチベタン・マスティフとヒマラヤン・シープドッグの雑種とみられ、体重は20キロ、年齢は不詳。険しい山岳地帯を走り回って育ったため、〝超犬的〟な体力を持つようになったのではないかとみられている。
ネパールの登山記録を保管しているヒマラヤン・データベースによると、これまでの犬の最高登山記録は6490メートルというから、メラの7129メートルは文句なく世界記録だ。
下山後、メラはバルンツェ登頂を記念して「バル」と改名され、ドンさんの友人でネパール人の山岳ガイドに飼われることになったそうだ。

ドンさんのフェイスブックから(C)日刊ゲンダイ
【もぎたて海外仰天ニュース】
図らずも「世界で最も高い所に登った」犬に、熱い視線が注がれている。
米アウトドア専門誌「アウトサイド」(3月3日付電子版)によると、昨年10月、シアトル出身の山岳ガイド、ドン・ワーゴウスキーさん率いるネパール人の登山グループは、エベレストの南にある標高7129メートルのバルンツェ山に登頂するために、ネパールのカレという村に滞在していた。
ドンさんはそこで、1匹のメスの野良犬と出会った。その時は、特に犬が懐いたというわけではなかったらしいが……。
数日後、登山隊はバルンツェ登頂の前に、標高6476メートルの「メラ・ピーク」を攻略。そして下山途中、標高約5200メートルあたりでカレにいた野良犬と出くわしたのだ。野良犬は、他のメンバーには目もくれず、一目散にドンさんのもとに駆け寄ってきたという。
犬はメラ・ピークにちなんで「メラ」と名付けられた。
登山隊はそこから2週間かけ、バルンツェ登頂のベースキャンプに向かい、その間、メラはすっかりドンさんに懐き、ずっと一緒だった。
そしてバルンツェ登頂を目指す日。ドンさんはメラが後を追ってこれないように、首輪とリーシュでつなぎ、キャンプのスタッフに世話を頼んで、出発した。
しかし登頂を初めて30分ほどで、どうやって自由の身になったのか分からないが、ドンさんのすぐ後ろをメラが歩いているのに気が付いた。
それから数日、厳寒の中で登頂を進めていくうちに、ネパール人メンバーたちの間では「メラは幸運と神の祝福のしるしだ」と崇拝の対象に変わっていったという。
そして山頂アタックの日、ドンさんはメラの安全を考え、最終キャンプに置いて行ったが……またまた7時間後にメラはドンさん一行に追いついた。
「あの子がどうやって雪の垂直に切り立つ崖を登れたのか、見当もつかない。でも、あの時ほど、犬を見て驚き、うれしかったことはありません。ネパール人たちは仰天していました。皆、拳を振り上げ、歓声を上げてましたよ!」とドンさん。
そして11月9日。途中、ザイルが必要なところなどはドンさんの助けを借りたものの、メラは見事にバルンツェ登頂に成功した。
メラはチベタン・マスティフとヒマラヤン・シープドッグの雑種とみられ、体重は20キロ、年齢は不詳。険しい山岳地帯を走り回って育ったため、〝超犬的〟な体力を持つようになったのではないかとみられている。
ネパールの登山記録を保管しているヒマラヤン・データベースによると、これまでの犬の最高登山記録は6490メートルというから、メラの7129メートルは文句なく世界記録だ。
下山後、メラはバルンツェ登頂を記念して「バル」と改名され、ドンさんの友人でネパール人の山岳ガイドに飼われることになったそうだ。