癌の診断を受けた時は
ショックというより
ついに来たか…という感じ。

心づもりができていた部分もあり
意外と落ち着いて現実を受け入れている
自分がいました。

癌と分かったからにはもう
生きるためにやれることを
やるしかないもんね。

すぐ今後のことに考えを巡らせて

これからの手術や治療で
家族や職場にどんな影響があるのか
周りにどんな理解や協力を得る必要があるのか
具体的なスケジュールのことなど

確か医療保険の診断一時金が下りるな
手術や入院ではいくら出るんだっけ
これからかかる費用やもらえるお金ことなど

子どもたちにはどんな風に話そうかな
入院中の家事やお弁当の相談も…

課題が明確になったことで
この時点では前向きな考えしかなく
大きな不安はありませんでした。

一方でどこかで安堵感というか

「癌治療中」という免罪符を手に入れて

いろいろやめて身軽になれるかな
そんな気持ちもありました。

ニーズに迫られいくつか苦手なことを
ここ数年続けてきた生活の中で
睡眠不足やストレスの自覚はあったので。

それらから解放されたい気持ちも
どこかあったのかもしれません。