「いつも一生懸命仕事をしていれば何か報われる」と信じてきましたが、その時が年末にやってきました。 

年末の給与の支払い金額が通常給与よりも何と約210万円も多く銀行口座に入金されていました!! 

いいお年玉を会社からプレゼントしていただきました。ありがとう、ありがとう。

一呼吸おいて、でもなぜ?? 日本と同じく年末調整?それにしては額が巨額すぎるでしょう。早期退職金? 確か私は今回のリストラの対象外のはず.... 隣の副社長の給与が間違って私に....金額的にはありえるかも.....などなど色々勘ぐってみましたが理由がわからず。年始に出社して社内の数人にも赴任者の年末調整は数百万単位であるのかをきいたりしましたが、だれもそんなことはないよと言われるし(そりゃそうだよね)。 そこで、人事管理システムのDBにアクセスし自分の給与明細のページを確認。 うーん、これも明細上最後の支払い金額に間違いなし。じゃあ、これで遠慮なくもらっちゃいましょう。
この金を使ってで高級レストランでの私の送別会の約束を同僚としたし、帰国時はみんなにシャネルのバックのお土産でも買っていこうかしらねえ....。

でもなんかすっきりしない。明細書をプリントアウトして先月分とよく見比べでみる明細の項目が数箇所で違う。 日本だったらともかく米国のいい加減な体質ならばそのままにしていて、もらって使ってしまってもわからないのでは?!と一旦は結論付けました。しかし、まだこの先しばらくこの会社にお世話になるのになんか後ろめたい気持ちで働くのはいやかなあ、と臆病さが働いて、自分自身で相当葛藤した挙句翌日に人事に事の内容を報告。 今の組織はほとんどの人事機能が外注化されているため、調査依頼がたらいまわしにたらいまわし(その間調査を忘れてくれたらもうけものかと、かすかな期待も生まれる)された挙句、ようやく本日「税金の計算の設定が間違っていたので、会社に行くべきがあんたにいっちゃったから、多かった分のお金はすぐ返してね。ここの住所に小切手を送ってね!」との回答。ごめんなさいの一言もなぜ間違ったかの説明もなし。
なーんだやっぱりね。高級レストランもシャネルのお土産の話も夢と消えてしまいました。しかし、200万円もの小切手を適当な郵送で送っていいのでしょうかねえ?この国では。

こんな多額な金額ではないものの、この国の日常生活でのお金の管理は結構いい加減なことがあります。
たとえば
 スーパーのレジ係りに「これはいくら?」とよく聞かれる。返事は必ず「そりゃあんたの仕事でしょ」と答えることにしています。
 レジ係から値段を聞かれて知らないと答えると、レジ係りは適当な値段をインプットしてくれる。 なので、できる限り安めの値段を返事するとよい
 コンビニで子供と8セントの駄菓子だけを買って精算しようとしたら「お金は要らない」と言われた
 おつりで細かいコインが足りないと切がいいお札でお釣りを多めにくれることが結構多い
まあ、これくらいアバウトの管理のほうが世の中気楽かもね。日本のように金額が不明でレジ係りが走って現物確認に行ったり、10円金額が合わないだけで残業してでも金額の計算しなおしなどという規律はここには存在しません。

今月の給与支払いもまた何か面白いことがないか楽しみです。