帰りどこか寄ってくるなら、連絡をしてほしい。

いつもの10分、足音なし。
エアコンの中、アツアツのお味噌汁は食べ頃から遠く離れてゆく。
誰がお願いしたでもないけれど、お家に帰ると温かいご飯とともに家族が待っていた。
それが、ここにくるまでの私の日常だった。
ご飯以上に温かかった。
だから帰ってくるタイミングで、温かいご飯が待っている状態にしておきたいと思ってる。
私の理想を形にしているだけである。
人に相談しても、私が優位に立つことはない。もっと歩み寄ることができる。お互いに。
きっとそう言われる。それも分かっているから、もどかしい。
幸せなことに私の友人は皆中立の立場で発言してくれる。
でも、自分を正当化していたいのだ。自分で自分を認めて私は悪くないと思いたいのだ。今は。
また一晩寝れば歩み寄れる。

今日のオムレツには、チーズを入れた。優しくそのまま食べても美味しいバランスをとった。
いただきますと同時のケチャップ。
彼は何にでも、一口も食べずに何かをかける。