アイルランド一人旅の思い出。

この連休は遠出はせず、のんびり過ごしています。

ここ数年、正月やGWやお盆に遠出したことってないかも・・・

人の少ない平日に行きたいところに行くのが私のスタンダードです。いつの間にか。

10年くらい前まではよく一人旅していました。

アイルランド、イタリア、アメリカ・・・

初の海外一人旅はアイルランドでしたね。

英語もちょっとしかわからないのに（しかも訛りが強くてマジで何言ってるかわからないのに）、なんとかなるもんです。

旅の目的はU2というアイルランド出身の世界的ロックバンドのライブに行くことでした。

しかもU2の前座がColdplayとRed hot Chili peppersだったのです！！

洋楽好きな人にしかわからないと思うけど、なかなかこれすごいことですよ。

高校時代からずっとU2が好きで、いつかアイルランドの空の下で「Sunday bloody Sunday」という曲を聴きたいって夢見ていました。

この曲・・・、アイルランド紛争がテーマの政治的メッセージの強い曲なのですが・・・

高校時代の私はそういうのが好きだった。

暗っ！

ブルーハーツとかも友達の影響で聴いてましたし、とても楽しい高校時代だったんですけどね～

さておき、その夢は29歳の一人旅で叶うことになったのですよ！

右も左もわからないまま、とりあえずホテルだけ押さえて、ライブ以外の予定は何も決まっていないまま旅に出ました。

飛行機の中で日本人女性をナンパし、さっそくその人と一緒に行動することになり、

アイルランドの一般家庭にいきなり泊まらせてもらったり（日本人女性のホストファミリー）、そりゃまぁ一人旅ならでわの行き当たりばったりの旅でした。

会場はスレーン城という山奥の広大な敷地で確か８万人の観客・・・

私は29歳でしたが、完全にティーンエイジャーと間違われ、すれ違いざまに知らんおっさんから頭をよしよしされたりしていました。笑

ライブが終わったのが夜の11時くらい。

行きはみんながバラバラの時間に会場に来たからよかったけど、

帰りは８万人が一気に帰るわけです。

ホテルに着いたのは・・・朝の４時くらいでした・・・

夏だったけど山の中でとても寒く、そこでバスをひたすら待ち続けたなぁ

Mr.ビーンにそっくりな男性が声をかけてくれて、山道を話ししながら行けたので、さみしくなかったけど。

今思えば、本当にアイルランドって親切な人ばかりで、信号待ちで目が合っただけでもにっこり微笑んでくれたり、すごく温かかった。

こわい目にあってないのはラッキーなのかもしれないけど、私なりに危機管理はしていましたよ。

すごく大変だったけど、とんでもなく達成感のあった旅でした。

今はもう一人旅を魅力的とは感じていなくて、やっぱり誰かと一緒に楽しむほうがいいです。

若いうちにちょっと無茶して、いい経験になりました。

そして今年。

U2がワールドツアーをするようで。

日本には来ないようで。

どこかにまた観に行こうかと真剣に考え中です。