今思えば、私の恋愛で男性への愛の求めかたというのは貪るようなものでした。


それはいつも暗闇の中で手探りをして、泣きながらお母さんを探してる子供のようなイメージでした。


男性に対して母親のような愛情を求めてしまい、当然相手は困惑します。


なかなか対等に付き合う事ができなかったと思います。
愛して欲しいために、死に物狂いの努力。ただそれだけのために生きてきた気がします。


または、父親へのコンプレックスが強かったせいもあるかもしれません。


男性に優しくされたい、必要として欲しい、褒められたい、愛されたい。


相手にとっていい人でいよう。いい人なら必要とされるのではないかと思い、その人その人に合わせて自分を表面的には変え、性格や考え方を作り上げてきたので


今、自分はからっぽなんです。どこにも何も見当たらなくて、焦りました。


でも、からっぽの私も私なんです。本当の自分です。
もう無理に見つけようとも、作らなくてもいいんだと思うようにしなければ。


ただ今の私は正直でいれているか、自信がないです。
忘れられない人がいます。わたしが16歳~18歳くらいまで「よく一緒にいた人」5歳年上の近所の大学生のお兄さん。


当時の私は今の私よりもっともっと自分を大事にできない子で、


自傷行為やODばかりしていました。でもその時は私にとって自分自身を保つ為に必要な行為でした。


大学生のお兄さんはそんな私を「馬鹿だ」と言いました。
学校にも行かず、仕事もしない私に「お前の知らない事なんて世の中にはたくさんあるんだ。それを知らなくては駄目だ」ともよく言っていました。


「お前の知らない景色を見せてやる」と言って、景色の綺麗な場所までドライブしてくれました。
本当にしょっちゅう色んな場所へ連れていってもらいました。
主に自然の綺麗な場所が多かったです。


ある日二人で川へ遊びに行った時、お兄さんの持っていた銛が滑って手に怪我をしてしまいました。


さらさらと流れる血を見て私は「ごめんなさい」と言いました。「なぜ、まこが謝るの?違うよ変だよ。」


それでも「お兄さん、ごめんなさい」と言って私が泣くので、帰りました。「お前がわからないよ、本当にわからない」と言ってお兄さんは私を抱きしめてくれました。


私はお兄さんが好きでした。お兄さんといると昔のお母さんといるみたいだよ。男なのに母性強いの?と言ったら笑っていました。


私が全身傷だらけでも、しにたいと泣き叫んでも


「馬鹿もの」


の一言で流してくれました。


なんで会わなくなったのかはよく覚えていない。
自然に会わなくなっていったっけ。生き方が違いすぎるから、一緒にいれなかったんだと思う。


ただ最後に会った日。お兄さんが遠いところへ行くと言った日。

「おい!まこ」と呼ばれて振り向いたら


写真を撮られた。その時私はどんな顔してたのかな。見てみたかったなって思う。


お兄さんも今どこかで元気にしてるといいな。

さて病院に行こうと思ったら、支度中グズり通しだった息子が眠ってしまい…


私もそれに負けて
「もーいいや、明日薬だけ取りに行こう」と、一緒に寝てしまいました。


起きてからも、公園にも買い物にも出掛けなかった一日でした;いいお天気だったのに。


実はこんな日がけっこうあるんですよね…。マズイなと思います。


息子も公園でたくさん遊んだり出掛けたりした日のほうが、落ち着いてる(疲れてる?)から私も楽になるんだけど…


今日は一日家にいたせいかな、息子の超かまって攻撃で母はヘロヘロです。


元々インドアで生きてきた癖が中々抜けません。


でも明日こそは出かけよう。頑張るぞー。