3.栄養不足
幼少期から母が食事を大事にしてくれていたし、結婚してからは夫婦でオーガニックや自然食品、抗生物質フリー等々、かなりこだわり買えるものは殆どの食材で実践してきました。
そんな生活を数年に渡り続けていたものだから、当然栄養面に自信がありました。
1回目の移植は着床せずという結果を踏まえ、過去の健康診断結果を引っ張り出し、そう言えばずっとALPが20.30 代で低いことを思い出しました。
肝機能の問題ということで、肝臓に詳しい病院に行き亜鉛の血液検査をして貰いました。
すると亜鉛は69で基準値以下。
でもそのドクター曰く、心配することではないと。不妊治療クリニックでも女性には関係ないとすっぱり(笑)
とはいえ、いやいや関係なくはないでしょと、食事で亜鉛強化をはかることに。
サプリは添加物で嫌いなんですよ。
だから本当に最低限(葉酸、ビタミンD)しか飲んでいませんでした。
コスメキッチンとかオーガニック系のお店には亜鉛を始め沢山ありますけどね。
慢性子宮内膜炎が治りいよいよ正常胚移植周期!という時期になり、亜鉛の状態が俄に不安になりました。
この頃ナチュラルな亜鉛と鉄分のサプリをそれぞれ追加導入しました。(かなりの低用量)
そして迎えた判定日は着床せず。
サプリを継続しすぐ再度正常胚移植周期に入り、色んなことがありましたが結果化学流産(2月)
ここに来て不妊治療クリニックのドクターから、亜鉛不足も原因かもと。
謝られた。
そんな、全然大丈夫。自分なりに対策していたし。
化学流産確定のその日に、栄養解析してくれるクリニックを予約しました。
数日後に血液検査をしてもらい、1か月程海外で気分転換し帰国したその日に結果を聞きに行きました。
亜鉛はちょっと増えたけどやはり低め、
それよりもまず前提として、胃酸不足により栄養素の吸収障害をもたらすと。
要は総合的な栄養欠乏でした。
びっくりしました。
良質な物を食べて来たのに、それがちゃんと吸収できてなかったとは。
その日からは胃酸を増やし、カロリー不足、タンパク質不足にならないように栄養指導で言われたことを実践しました。
食事をきちっと摂った上でのサプリですとも指導され、自然系のサプリは素材面では安心出来ますが含有量に引き続き不安があったので、ここは思い切って妊活用に頼ることにしました。
栄養解析の結果から2週間ちょっとの3月終わりに採卵になりました。
まぁ2週間で体が変わるのは難しいのは承知の上です。
でも6月に移植したい!と強く思っていたので強行しました。
採卵結果は悲惨でした。(初めて凍結精子を使った顕微受精)
でももう最後の採卵と決めていたので理由は聞かず。
未成熟卵ばかり受精率悪し。
そんな中受精してくれた卵は全部胚盤胞まで育ちましたがCグレードばかり。
1個単一モザイク(40%)、1個複合形モザイクでした。
6月に移植し今お腹の中で育っている赤ちゃんの一人はもしかしたらこの単一モザイクの子かもしれません。
兎に角自分を過信しすぎたせいで遠回りしてしまいました。
ちなみに妊娠6週のフェリチンは92という結果になり、サプリの効果がちゃんと現れていました。
前回化学流産は回避できたとしても、私の栄養不足により正常胚とはいえエネルギー不足で初期流産してしまったかもしれません。
遠回りしてしまった為に3個の卵の命を粗まつにしてしまいました。
でも遅くなってしまったけれど、栄養解析を受けて本当に良かったです。
まだ妊娠中期に入ったばかりです。
これから妊娠糖尿病や高血圧と、乗り越えないといけない壁がいくつもあると思いますが、基本は食事!そしてサプリの力を借りて、二人の赤ちゃんを1日でも長くお腹の中で育てたいです。