『スイミング観覧席事件簿』夏場はペチコートをたまに履いていました。通販で買った夏物ワンピースやスカートは素材が薄いのが多く透け防止の為に。何か大人になった気がするな～と思うのですが、狭…

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激狭な観覧席の

真後ろの夫婦。

もう、親戚の話がとまらず

うるさいってもんじゃなかったです。

だんだん、イライラ、イライラ

イライラ、イライラ、イライラ💢

席を立とうか

とも思ったのですが

なんでうるさい夫婦のために

私が移動しなきゃならんのか。

しかもすでに席は埋まっているので

席を立ったら自動的に後ろで立見か

プールなど一切見えないフロント前にでも行くしかありません。

そんなの無理だわ。

ボソッと小声で｢うっせぇなぁ～｣と

ついに心の声が漏れ出した私。

勿論、しゃべりまくっている夫婦には聞こえません。

ついに我慢の限界に達した私は

後ろを振り向き

｢すみませんッ｣

と声をかけ

その夫婦の真横の貼り紙を

勢い良く指差しました。

そこには

ここは観覧席です。

私語厳禁でお願いします。

と書かれた貼り紙。

私には信じられないのですが

その夫婦、お互いの顔をガン見しながら話していたようで

男性とは目が合いましたが

女性は男性の方を見つめたままで

こちらを一切振り向きませんでした。

~~気持ち悪ッ。~~

世の中には

あんなに近い距離で旦那の顔を見ながら話したい人もいるのですね。

その後大人しくなった夫婦。

そして観覧席は冷たく凍り付いた様に静かになりました。

ホッ。

またある日、

前のクラスの保護者と

これからのクラスの保護者が入れ替わって少しした頃

どうしてそこに座ってるのよ

　ママ。そっちに座って待っていてって言ったよね

え。こっちじゃないの？

そっちって言ったじゃない！

え～

ちゃんと話聞いていなかったんでしょ。

こっちだと…

ママはキチンと、そっちって言いました。

どうしてそれがわからないのよ。

少し甲高い女性の声が

またしても

激狭観覧席に響き渡ります。

この観覧席、目の前に柱があるので

子供の泳ぐコースによっては見えないのです。

困惑した声を出している

は男の子。

母親は別の子の着替えを手伝うため更衣室に行っていて

観覧席の席取りをどうやら

に頼んだようですが

思ったところに座っておらず　激おこ。

どうして言われたことをちゃんと出来ないのよ！

こっちだと思ったんだよぉ。ごめんよぉ。

ママの話を理解できなかったの？

ゲームばっかりしているから、どうでもいいと思って聞き流していたんでしょ。

謝る息子を尻目に

どんどんヒートアップ。

だいたいねぇ、あなたはなんでいつもゲームゲームでゲームばかりしているのよ

ゲームなんて、引きこもりの時間をもて余した人たちのするものよ

夢も希望もない人たちがやるものなの。

あなたのように、若い人はやるものではないのよ。

さっきの話だって、理解できなかったとしたらそっちの方が心配だわ。

いつも言っているじゃない。

○○のコースはこっちの席からじゃなきゃ見えないのよ。

どうしてあなたは………

激おこ。

ゲームに対する偏見とか、

侮辱とかとんでもないことばかり捲し立てていたけど

そのゲームを買い与えて、習い事にまで持たせているのは

どこのどいつだよ

またもや30分位ベラベラと話していました。

長いよね。

長いよ。お母さん。

お子さんが可愛そうだったわ。

観覧席の空気感わからないんだろうな。

今回は真後ろではなかったので

特に注意もせず、黙っていました。

誰も譲ったりもしなかったし

誰も席を立たなかったです。

因みにこのお母さん、立って待っているときに

どこに座るの～？

後ろの席でしょ。ゲームするんだから。

って言っていた気がするけど

自分の見やすい席を取っておいて

なんて言っていたかな…

スイミング観覧席事件簿③