スナイパー&BRAKE
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短文シリーズ〓

ばらばらに崩れて ぽとぽとと落ちて がらがらと壊れて 私は生まれて 体はだんだん 死んでいって 生きながら 死にながら 崩れて 落ちて 壊れて 私は終わるのです

春夏秋冬 ―雨―

小雨がぱらぱらと、降っている。傘をささずにわたしは歩いている。気にしない程度の雨だったから傘をささなかったけれど、永く降っている。少しの苛立ちと後悔。スカートが水を吸い込んで脚に張り付く。そして少し、重い。今更傘をさしてもあまりこの状況は変わらないだろうから、私はそのままだ。いや、少しは変わるだろうけど、意地をはっているから、さしたくない。
酸性雨、そう思ったけど、3日前から降っているから大丈夫だ。空の掃除も充分しただろう。それに今の時期に黄砂もないだろう、きっと。・・・ずっと歩いていつもの道を曲がる。あぁ、まだまだ道は長い。早く家に着いてタオルで拭きたいしなによりこの憂鬱な世界から逃げたい。足音は、速くなった。 ―湿度は最大、カビどもが喜んで遊ぶだろう、憂鬱な気分にご用心。五月病?いいや、季節は六月。神様の空に水が失くなるかわりに俺らにありったけの水地獄。ようこそ、紳士、待ってましたと草木どもが喚いてますぜ。楽しんで下さい。 ―水無月―

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テスト 日本の白い軍服が好き