順番に洗って解いて
アイロンをかけて・・・
と、着物リメイクの準備をしていたのですが
この子の番になって
ハタと
手が止まりました
手触りがトロトロで
しっとりとしていて
使い込んでいる割には
仕付け糸が付いている
洗い張りしたのか
サイズを直したのか
買った時には気が付かなかったのですが
裏はこんなふうになっていて
丁寧に穴を塞いでいる
もう
なんか泣きたくなるような
この着物の持ち主だった人の思いが迫ってきて
こういうの
罪だなぁ
と思いました。
胴裏がこんなふうで
仕付け糸が付いている着物
チャラチャラっと
鋏
入れられますか?
私の母の世代ですよね
こういう仕事をするひとは。
多分もうこの世にはいないのではないでしょうか
着てみると
とても着心地がいい
元の持ち主の
「もう一度綺麗にし直してまだ着よう」
と思った気持ちが
伝わってくる
鋏
入れられません
サイズが小さめですが
身体、縮こめてでも
頑張って着ます。
着物、もう増やさない
と言いながら
こうやって増えていくのです