夫がこの花を見て

夕顔が咲いていると言った



ああ、
この人はこんな当たり前の花の名を知らないのか

と、愕然とした



これ、おしろい花じゃん!


と、

ちょっと馬鹿にしたような
乱暴な口調で言った


かぶせるように

あなた、薔薇とチューリップぐらいしか花の名前知らないんじゃない?


と、ご丁寧にもさらに追い討ちをかけた。



その後
しばらく

ほんとに長い間



2、3日後まで、



夫は知っている花の名前を言い続けていた。


あ、傷つけた



と後悔した。







若い頃



乱暴な口の効き方がかっこいいと思っていた

子供の頃は、母からも注意されていたし、

小学校の年配の女性の担任の先生からも


女の子はそんな話し方をしてはいけませんと言われていた



それに反発するように


さらに
乱暴な口調に憧れながら
大人になっていった



これが私の普段の口調になり


丁寧な話し方をする人は

ぶってるなぁ〜

と思うようになった



そうやって人生を過ごしてきて


その私の口調が

今では私の性格を形作ってしまっている

雑な人間になってる
高飛車な人間になってる



今更気がついた


気がつくのが遅い




この歳になって・・・




言葉は神様




もっと丁寧な話し方しよう



口に出す言葉を大切にしよう




親や学校の先生の言う事



やっぱり正しかった




当然、

聖書も正しかった   ヨハネ1:1