不倫恋愛とは関係ないですが


不倫恋愛でもそうでなくても


男女関係だけでなく人との関わり



時間の流れやタイミング



その時の自分の判断などの大切さが良くわかる例かなと思うので書いて行きます。




去年私はホステスの職場の24歳の女の子から相談を受けたんです。


Sちゃんとします。



付き合っている彼氏がいるけど

私といてもあまり喋らないし

連絡もあまりくれないし

あまり会ってもくれない

私が一方的に話して

一方的に連絡して

そっけない返事があるだけ

元々口数が多いタイプではないけど

半年付き合っても打ち解けられないのは辛いし

このままでいて良いのかわからない



と相談されたんです。


Sちゃんはとても可愛い子で


スタイルも良いし顔も可愛いし感じも良い子ラブラブ


だけどいつも自分が幸せを感じられない人ばかり好きになる。


その時の彼もSちゃんを悩ませるタイプの男性でした。


前からその彼の話は聞いていたけど


半年たっても2人の関係性は何も変わっていない。


それに驚いた私は



私「Sちゃん可愛いのに何でそんな思いしてるの?

数ヶ月前と変わらずずっと悩んでるけど今思い詰めてるでしょ?

前と雰囲気が違うよ。」


Sちゃん「かなり思い詰めてます。

いつか変わってくれると思ってたけど

全然変わってくれないし

私がどれだけ考えても関係が改善されないんです。」


私「Sちゃんどうしたいの?」


Sちゃん「幸せになりたい・・」


私「それは彼と?」


Sちゃん「・・少し前までは彼と上手く行きたいと思ってたけど・・

最近彼で良いのかなって疑問に思って来て・・」


私「別れたい気持ちが芽生えてるのに踏ん切りがつかないって事ね。」


Sちゃん「それです!

別れようと思っても

やっぱり好きだから別れたくない!!ってなっちゃうんです。

もうどうして良いかわからない・・」


Sちゃん泣き出す。


私「あらら←おばちゃん

お化粧崩れてお客さんの席に付けなくなっちゃうよ〜

この間までは彼と上手く行かせたいって気持ちだけだったけど

別れたい気持ちが芽生えてるならもう自分の気持ちは決まって来てるのかもね。

頭と感情が別だから混乱しちゃってるだけだよ。

少しずつ整理して行こう。

Sちゃんはまだ若くていろんな事をたくさん吸収出来る時なんだよ。

私の経験から言うと

そう言う時期にいろんな思いを経験して

たくさん傷ついてたくさん辛い思いをするのは良い事だと思う。

その時はもう嫌だ!こんな思いもうしたくない!って思うかもしれないけど

これから幸せになりたいと思ってるならその経験は必ず必要になって来るんだよ。

今はピンと来なくてもいつか、こう言う事だったのか!って思える日が来るから。」


Sちゃん「早くその日が来て欲しいです・・」


私「もう少し今の感じ味わってるのも良いんじゃない?とも思うけど

もう充分悩んでるんだもんね?」


Sちゃん「はい。

もうここから抜け出したいです。

でもやっぱり好きだし・・」


私「Sちゃんは彼の事が本当に好きで悩んでるわけじゃないと思うけどね。

簡潔に言うと、意味不明な彼の事を知りたいんだと思う。

私の事好きじゃないの?

好きじゃないなら何で?

って自信なくしてるんだよ。

その無くした自信を取り戻して安心したくて彼がSちゃんの事を好きだって言う証拠が欲しくて悩んでるんじゃない?」


Sちゃん「!!!・・・そうなのかも知れない!

私たまに急に冷静になって

何でこの人の事こんなに追いかけてるんだろ?って思う時があるんです!」


私「もう夏だよ!夏なのにそんなに暗い顔してて楽しめるの?

S 24歳 夏の思い出の表紙は彼と笑顔で飾れるの!?

BBQ楽しめるの!?キャッキャ出来るの!?」


Sちゃん「飾れる気がしないし楽しめない・・!!」


私「Sちゃんの24歳の夏は人生で一度しかないんだよ。

夏だよ!?

悩んでる間に本当の運命の人見逃しちゃってるかもしれないよぉ〜?」


Sちゃん「きゃーーーーあせるやめて下さーーいあせるでもそうですよね!そう言う事もあるんですよね!!それ嫌ー!!」


私「(やめてだって可愛いラブラブ)もう2、3人見逃してるかもね!

Sちゃんにピッタリの素敵なジェントルマンを!!

さっき付いてたお客さんだったかもよ!

もう見逃しちゃったから間に合わない〜アウト〜。」


Sちゃん「すごいおじさんでしたよ。」


私「・・それはそれでいろいろアウト〜。

でも実際、これからSちゃんはいろんな人と出会って行くんだよ。

特に今は夏なんだからみんなで遊ぶ予定いっぱい入ってるでしょ?

そこにすごく素敵な人がいたらどうするの?

その時Sちゃんは彼の事ばっかり考えてて悩んでたら本当に見逃すよ。

彼との事が解決した頃にはその素敵な人には彼女がいるかも。

タイミングに乗れる状況を作るのも大切だよ。

今すぐ決めなくて良いけどね。

悩むのもまた大切。

ただ、何を選ぶにしろ今の自分の判断が幸せに繋がるようにしようね。」


Sちゃん「はい!!」




それから数時間後


Sちゃんから呼び出された。



私「こんなみんなから離れた所に呼び出して私の事どうするつもり?あせる

・・どうしたのー?」


Sちゃん「すごく考えました。

さっき紗羅さんに言われた事で目が覚めたって言うか・・

私別れます!

運命の人見逃したくないし

いつまでも大切にしてくれない彼の事で悩んでいたくないです!

今こうしてる間にも私にピッタリな人に出会ってるのかもしれないですもんね。

私が見えてないだけで。」


私「無理矢理決めなくても良いんだよ?

そうしたいならそれが一番だと思うけどね。」


Sちゃん「そうしたいです。

幸せになりたい。好きな人と一緒に笑ったり嬉しくなったりしたい。

夏だし。←影響受けてる

だから今日言うつもりです。

明日また話聞いて下さい。」


私「わかったよ。

無理しないようにね。」





そして次の日



私が出勤するとSちゃんが駆け寄って来た。



Sちゃん「紗羅さん!!別れました!

どうやって言うかすごく悩んだけど

ちゃんと話せたし

彼の方からも謝罪されて円満に終わりました。

まだ寂しいけど、別れて良かったなって気持ちが大きいです。

本当にありがとうございます!!」


私「表情が全然違うね!

良かったねー!良かったって言って良いのかわからないけど、良かった!

・・ところでさ、誰のお陰で決心出来たんだっけ?」


Sちゃん「紗羅さんです!」




私「紗羅さんの言う事は?」




Sちゃん「絶対です!!」






私「合格っ!何に?







そしてここからSちゃんは運命の人に出会う事になりますラブラブ