福岡から東京に飛行機で往復したとき、往路はANAの機内食ランチと復路はJALの機内食ディナーをいただきました。
 
今回はJALのご紹介です。
まずは出発前のラウンジの様子からです。
実はJALもANAも国内線の出発ラウンジは2クラスあります。
クラス別の内容の違いは、軽食が提供されるかどうかなどがあります。
 
ここまではJALもANAも同じ。
 
利用資格となると違いが現れます。
JALの場合、最上級クラスの会員+ファーストクラス利用者
ANAの場合、最上級クラスの会員のみ
となっています。
つまり、ANAのほうが利用基準が厳しくなっています。
 
つまり、私の場合、最上級はおろか上級会員でもなく、ただのプレミアムクラス(ANA)・ファーストクラス(JAL)利用者ですから、往路は、下位クラスのラウンジ、復路は上位クラスのラウンジ利用となるわけです。
 
では,上位ラウンジの紹介です。
ラウンジの受付カウンターは,下位ラウンジの「さくらラウンジ」と共用です。
チケットのQRコードをリーダーにかざすと係の方がチェックして,ダイアモンドプレミアラウンジをご利用くださいと言ってくれます。
 
 では通路をすすみます。
 まずはこちらのコーナーがあります。
ロッカーがあります。

ラウンジまでの通路は入り組んでいて、いかにも隠れ家的な雰囲気を醸し出しています。


ラウンジに入ると最初に迎えてくれるのがこちらです。 

軽食類は、パンが3種類。 
けっこうこれが美味しいのです。

そしてご飯系は、オニギリが3種類。 
右側に見えているのは、おつまみ類です。
お味噌汁もありますよ。


ドリンクは、アルコールもフリー、これは下位ラウンジも変わりません。
ビールのサーバーは4種類楽しめます。

 
ドリンク類は、こちらで提供のものもあります。
 

食事を摂るのに便利なダイニング席。


その奥がソファー席とパソコンなどでお仕事をするのに便利なカウンター席となっています。 


ただ、ソファー類は、かなり古く高級感はありません。 

私はオニギリをお味噌汁をチョイス。 
 

ただ、このあと機内食もあるので、ほどほどにしないといけません。 
このあたり、最上級クラスの会員でありながら普通席を利用される方にとっては、稼ぎどころとなるのでしょうか。

では、そろそろメインのファーストクラスの紹介です。
 
まずはシートから。
革張りで高級感のあるシートです。
国内線ですから、個室感やフルフラットに倒れるなんてことはありませんが、十分なサイズです。

ANAに比べても良いシートだと思います。

座席前のポケットには、スリッパとヘッドフォンのほかに、こんなものがあります。
充電器です。
一般的に飛行機のシートに電源はないことがほとんどなので、この充電器の存在は助かる方が多いかもしれません。

実際に、使っている方がいらっしゃいました。

あと、上写真の足元をごらんいただくと分かるのですが、前席の下には空間があります。
普通席だと当然で、ここに手荷物を入れてくださいと言われるスペースです。

ANAの場合、プレミアムクラス設置の機材で多く使用されているボーイング787-9の場合、足元はボックスで塞がれており圧迫感がある上、手荷物を置くこともできません。
もちろん、ANAでも、ボーイング737-800などは、足元はオープンスペースとなっているので異なります。

この足元にスペースがあるかないかの違いは居住性にかなり違いを感じてしまいます。


さて、ではディナーです。

あれって感じ。 
なんとなく往路で提供されたANAのランチより軽く感じます。

メニューを見てみましょう。

今回は、北海道の食材を使ったものになっているようで、羽田発・着でメニューが異なります。
北海道にこだわっていますねえ。

羽田発着でメニューが異なるわけですが、ここでJALとANAのファーストクラス・プレミアムクラスの運行ルールの違いをお知らせしておきましょう。

JALの場合、ファーストクラスが運行しているのは羽田発着便に限定されています。
以前は羽田発着便であれば地方空港への便にもファーストクラスの設定があったのですが、機材の小型化をしたのか省力化なのか時刻表をみたところ設定はなくなっていました。

これに対しANAの場合、全国の主要空港を結ぶ便同士であれば、プレミアムクラスが設定されています。
つまり羽田発着でなくても福岡ー那覇とかでもプレミアムクラスがあります。
また、羽田発着便であれば、高知、熊本などの地方空港便にもプレミアムクラスが設定されており利用しやすくなっています。

羽田空港をメイン空港に使っていらっしゃる首都圏の方にとっては、あまり関係ないですが、地方在住ですとこの違いは重要ですね。

続いてドリンクメニューです。
私はシャンパンをいただきました。

こちらのメニュー、ANAと違って持ち帰ることができるので観光利用だと記念品にもなりますね。


プチパン 
とても柔らかくて美味しかったですよ。
最初からライスの設定はなく、全てこのパンが提供されます。

メインです。 
 左から北海道産ほっけのフライ、北海道産牛挽肉と十勝池田町産2年熟成ジャガイモのコロッケ、夏野菜のカボナータです。

積み込んでから提供までしばらく時間が経っているはずですが、熱々でした。


こちらはアペタイザー
アテンダントさんに、感想を聞かれ、鮭とばと野菜のピクルスが酸っぱくて苦手ですと思わず言ってしまいました。 

こちらデザートのパンナコッタ
十勝産のきな粉と豆乳を使っています。

ドリンクはハイボールもあるのですが、市販品の提供です。 
ただ、ANAでは出してもらえない、レモンスライスがあって、お願いすると入れてもらえて、レモンハイボールに変身です。

最後はコーヒーです。 
さりげなくファーストクラスのロゴが…

 そういえば、ブランケットにも、このようにファーストクラスのロゴがあしらわれています。
このあたり、ANAにはないサービスで、ファーストクラスを使っているという感覚を味わうことができて、とっても素敵です。

最後にJALとANAの比較感想です。

料理は、これまでの経験からするとANAのほうが美味しく感じます。
特にディナー以外でも手抜き感がないのは素晴らしいです。

サービス・備品面ではJALが上、さきほどのロゴもそうですが、シートの上質感やアテンダントさんのサービスは、よく行き届いています。
ANAのアテンダントさん、たまに頼んだことなどを忘れちゃうことがありますから。
そして、JALのアテンダントさん、最初に挨拶に来た時に、ちゃんと「○○様、本日はご利用ありがとうございます」と名前を呼んでくださいます。
これ、ハートをくすぐります。
 
けっきょく、好みの問題でもどちらも利用してみたいサービスということですね。