父が会社を経営してることもあり幼少期から父が運転するベンツに乗っていた。
どんなベンツだか覚えていないのだが、ネットで見ているとおそらく560SELだと思われる。

そのベンツ、家の前でガソリン漏れを起こし大量のティッシュで処置していた父と
こんな車買うからだ!!と怒っている祖父の言葉や表情。
あの時代の光景。今でもはっきりと覚えている。

ベンツの前はクラウン、ファイヤーバード、ローバー、ポンティアック等に乗っていたと話すが全く記憶に無い。

そして私が小学校4年か5年の時に白のジャガーXJ6がやってきた。やってきたというよりいつの間にか変わっていたという方が正しい。

小学生の私にとってそのジャガーの思い出は、とにかく気持ち悪かったということだ。

気持ち悪かったというのは車内の革のニオイである。赤革から発するあの独特な深い香り。
新車だから余計にそうなのだろうか?もの凄い革のニオイで乗るのがイヤだった。
今なら平気なのだろうが、あの独特なニオイは姉も兄も参っていた。

父は自分でも認めるほど運転が下手だ。
ブレーキパッドの減りが異常に早いとメカニックが言うほどで、
事故を起こしたら助手席の人間は死ぬ確率が高いという父の持論で僕たち兄弟はいつも後部座席に乗せられていた。
そんな状況で車酔いしないわけがない。とにかく苦痛だった。

数年後にそのジャガーをまさか自分が運転することになろうとは.....。