おはようございます。


昨日は大騒動がありましたが、

無事に静かな朝を迎えています。


夜、眠るときになって一人で色々と考えてしまいました。

命以上に大切なものなんてあるんでしょうか。


あるの??


楽しさ、喜び、幸せを見つけられるのも生きていればこそ。

逆に 辛さ、寂しさ、哀しみも生きているから起こるのだけど。


私の祖母は「ニコニコおばあちゃん」というあだ名がつくほど、
いつも笑顔でした。

でも、私の中には笑っている顔と同じくらい涙を流している顔が焼き付いています。

幼いころに見た光景は、ずっと心に残るものですね。


昼間はニコニコしながら一生懸命に私を育ててくれたおばあちゃん、

その頃は、ねぎを出荷したりもしていたので、

早朝から働く指先はネギの汁で割れていました。

小学校から帰宅すると、洗濯物のたたみ方、里芋の収穫の仕方、
豆の鞘の取りかたなど教えてくれました。
ほうきをもって追いかけられて叱られたこともなんべんもあります。

夜になると私をギュッと抱きしめながら毎晩涙を流していました。

涙の訳は「戦争」です。

満州から届いたマジックで沢山文字を消された葉書や
ぼろぼろの写真を見せてくれて、
戦争の最中の状況を話してくれました。

今、カフェをしている裏庭には防空壕があったそうです。

おばあちゃんは、私の手をひいてそこに連れて行くと

「ここだよ。    
 ここに防空壕の入口があってね、飛行機が通るたびにおばあちゃんはね、ほうきをもってこうやって立っていたんだ。お前のお父さんの兄弟たちを中に隠してね!」

と話してくれました。

今もその場所に立って上を見上げると、
私の空想の中で飛行機が低空飛行をしていきます。

ごおっと音を立てながら飛んでいきます。
それはきっと嫌な音。

親戚のおじさんたちも、まだ学生なのに幼い弟をおぶって
今のConayaの所から市川広小路までリアカーを引いて野菜を売りに歩いたそうです。

病気の子が出ればリアカーに乗せ、お医者のある埼玉県の方まで
1日かけて歩いて行ったそうです。

ほかにも信じられない話は耳をふさぎたくなるくらい聞かされました。


仏壇に飾ってある表彰状や勲章、ボロボロの写真を見て
幼いながらに虚しさを感じていました。


だけど、

どんな話を聞くよりも
おばあちゃんが悔しさで涙を流す姿が
私には一番切なかった。


笑顔だけの人生を送る人などいないのだと思うけれど、
だからこそ尚更に 人の手で笑顔を奪うような事をしちゃいけない。


今日も、緑が眩しくて 空が青くて、光がキラキラしていて、
新しい一日が始まる。

こんな素晴らしい世界に生まれてきてよかった。

 

1404337570586.jpg



今日の野菜スムージーはデトックス

リンゴ1個
バナナ1本
水菜2把
水200cc

さ~て、カフェの準備をします。
世界中が笑顔でありますように。

一人残らず!!!