![fl001](https://stat.ameba.jp/user_images/20131231/23/pure-audio-blog/26/77/j/t02200165_0800060012799531939.jpg?caw=800)
CP(中古) ★★★★
デザイン ☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆
一流のマニアでも知らない製品をぽろっと
使ってしまうのが当ブログの見どころでしょうか。
2013年最後のブログはそんな真骨頂、
Emerald PhysicsエメラルドフィジックスのスピーカーCS-2です。
えっ?知らない?
本スピーカーは2008年には、アメリカの権威ある
絶対的金耳賞の受賞歴を持つなど一味違うスピーカーです。
■アメリカの08年金耳賞 受賞
日本には当然のごとく未輸入で
調べた感じだと代理店が試しに輸入したのものの
鳴かず飛ばずで市場に流出。
流れ流れて我が家に来たと思われます。
ブックシェルフ好きの私が遂に
食指を伸ばしたのが本スピーカーですので
そんじょそこいらの特徴の強さではありません。
まず、見た目はほとんどモノリスです。
![fl002](https://stat.ameba.jp/user_images/20131231/23/pure-audio-blog/c4/70/j/t02200165_0800060012799554816.jpg?caw=800)
キューブリックやリドリースコットが映画の小道具に使った
と言っても全く違和感のない超SF感のあるデザインです。
かっこいいかカワイイかではなく
独特な存在感です。
![side001](https://stat.ameba.jp/user_images/20131231/23/pure-audio-blog/1e/c1/j/t02200165_0800060012799531938.jpg?caw=800)
この通り超薄型
というか箱がありません。
コンデンサースピーカーの如しです。
しかも、ユニット構成なんですが、
上部のショートホーンと
布で隠れて見えませんが
15インチのダブルウーファーによる2Wayです。
![up01](https://stat.ameba.jp/user_images/20131231/23/pure-audio-blog/4f/a7/j/t02200165_0800060012799531937.jpg?caw=800)
![bk02](https://stat.ameba.jp/user_images/20131231/23/pure-audio-blog/9f/73/j/t02200165_0800060012799535830.jpg?caw=800)
そうまさかのダブルウーファーズです。
能率は驚異の100dbです。
さらに、ネットワーク無のマルチアンプシステムです。
もうこれは買うしかないでしょ!
というぐらいエッジの効いたスペックです。
価格はというと小売が$3500です。
アメリカは値引きがあまりなかったはずなので
日本定価で50万円クラス。
最近の同社の製品はもう少し高いので
舶来ものということも加味して80万ぐらいですかね。
で肝心の音ですが
これは素晴らしい!
我が家で鳴らしたスピーカーとしては
もっとも良かったのでは?と思わせる完成度の高さです。
まず、定位が素晴らしい。
トップレベルのブックシェルフぐらい
精度の高い定位です。
奥行き感も抜群。
さらに音にキレがある。
高能率のホーンだけあって中々の音抜けです。
そして、音場感もバッチリ
15インチ4発とは言え、エンクロージャーが無いため
本当に低い音は出ません。
しかし、箱が無いだけあってきわめて自然な低音。
バスレフのような取って付けたような温い低音とは無縁です。
■HELL FREEZES OVER/ EAGLES
![hell freezes over](https://stat.ameba.jp/user_images/20131231/23/pure-audio-blog/64/9c/j/t02200220_0500050012799541015.jpg?caw=800)
言わずと知れた90年代にリリースされたイーグルスの名盤。
このアルバムってこういう音だったのね、というぐらい
ドラムとボーカルの乗りが良い!
ブックシェルフだとこうは鳴らない。
中低域に厚みがあると全く違いますね。
とまぁ結論としては
すこぶる良かったCS-2ですが初めてのマルチということで
満足の行く音を出すまでに、色々試行錯誤がしてみました。
それはまた次回へ。