9月のメグ・ジャズ・オーディオ愛好会に行ってきました。 | 喰らうオーディオ!!!

喰らうオーディオ!!!

オーディオの、オーディオマニアによる、ピュアオーディオのためのブログ。

9月のメグ・ジャズ・オーディオ愛好会に行ってきました。
喰らうオーディオ!!!-fl

今月はイコライジングによる周波数補正と位相補正で
数々のスタジオやマニアが導入に踏み切った話題の製品
CONEQパワーイコライザー(http://realsoundlab.jp/index.php)
の視聴がメインです。

喰らうオーディオ!!!-coneq

■なぜかラトビア製
発明者は数学者かつ録音エンジニアかつチェロ演奏者らしい
ラトビアは旧ソビエトの中でハイテク関連の
開発を担っていて、それがバックボーンになっているとのこと。


■そもそもプロ向け製品
詳しい技術的特長はメーカーサイトでご確認頂きたいですが要は
測定方法と解析プログラムが革新的ですという製品のようです。

オーディオマニアとして重要なのはそんなことより、
プロ向け製品だから使い勝手とかどうなの?

ってところだと思います。
結論から言うと問題になるのは測定が自分でできず
業者の方を呼ばないと出来ない点です。


■測定は業者の方しか出来ず
スピーカーはもちろん、パワーアンプ交換時も出来ればと言うことらしい。

一端測定データを測定すれば、PC経由にはなりますが
超緻密にイコライザーによる設定がユーザー側で可能です。

一回の訪問測定は交通費別で3万円~となり、地方や頻繁にシステム変更が
あるマニアは厳しいっすな(汗)
という印象。


当日のシステムは下記のとおり、

プリはKRELLのKSL
喰らうオーディオ!!!-krell ksl

トラポがSTUDERのA730
喰らうオーディオ!!!-studer A730

DACがMYTEK DIGITAL 192 DSD DAC
喰らうオーディオ!!!-dac実はこれがまた凄いです。



肝心の音ですが
これは脱帽の一言!

音はリッチになりキレが出ます
ボーカルは艶っぽく、生々しくなります
ピークの歪みっぽい部分も滑らかに。

これまでハイエンドマニアを中心に
「200勝1敗の訪問実績」とのことが
伊達ではない効きっぷりです。

当日も誰一人として異論のでない
ぶっちぎりの正統進化と言えると思います。



これは欲しい!!

いや、買うと思います。
ちょっと高いけど、いつかきっと・・・。



導入実績の詳細を確認すると
低音に悩むマニアはもちろんのこと、既に完成度の高いシステムへの
導入も有効とか。

SPの種類も問わず、マルチやフルレンジ、2way、コンデンサー型など
あまり関係なく通用する模様。

現在の弱点は、周波数特性が48kHzまでしか対応していない点です。
その内はハイエンド向けの製品をリリース予定とのこと。


ちなみに、本格的なコンシューマー向けや廉価版モデルの開発予定は
ないとのこと。

この会社のビジネスモデルはスタジオ向けへの販売とメーカーの
AV製品の開発向けに測定情報を知的財産として提供しているらしいです。

ケンウッドへのミニコンポへの例など、開発されたSPの特性を元に
最適化したイコライジングデータを提供するというものです。

特に薄型TV業界などは近年の超小型化によってSP設計にとっては
不条理なまでの条件になっているので大手メーカーからの引き合いが
あるとのことでした。



お読みいただきありがとうございました。
私のオーディオレビューが参考になりましたら下記のクリックをお願いします。


にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ


にほんブログ村