逆襲の『SS-A180』 | 喰らうオーディオ!!!

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逆襲のビクター『SS-A180』  
喰らうオーディオ!!!-SS-A180
CP(中古)    ★★★
デザイン    
手放せない度  ☆☆☆

※基本ざっくばらんですが、星の評価基準はこちら


アンプも壊れたし、ステレオで聴けないとMacも検証できない・・・・
ということで、以前使っていたビクターのアンプSS-A180 を引っ張ってくることに。

ちなみにスピーカーマトリックス用のアンプでもあるのですが、元々モノラル2台で使ってましたのでもう一台あるのです。


久々に電源を入れますが、大丈夫でしょうか?!
そんなことよりアンプが壊れた際にスピーカーまで逝ってないよね・・・

そこでまずは音だし。



『ずん、ずんずん、ずんずんどっこ。
きよしっ!


・・・よかった。音だしはOK!
(かけた音楽はアレですけど。)



ちなみに、マイナーなアンプなんでちょっと説明するとSS-A180はビクターが80年代に販売していたプロ向けアンプでファンレス、シンメトリーなデュアルモノ構成、BTL対応と典型的なちょっと良いプロ向けアンプです。

今一歩ダサイ色身と仕上げにも関わらずグッドデザイン賞を受賞しております。

その賛否はともかく。少なくとも当時としては、それなりに力を入れたていたアンプなのかもしれません。価格も27万円と時代を考えると結構リッチな値段ですね。


ちなみに我が家のSS-A180は相島技研で2005年ごろOHとプチ改造をしてます。基本的にはSP、RCA端子、直出し電源ケーブルをもう少しマシなものに変えた程度ですが。



で。久々に聴いた音ですが。

SN比が良いですね。定位もしっかりしており、ボーカルも中々良い。なかなか細かい部分も描写してくれてます。数万円で手に入るアンプとしては申し分ないパフォーマンスだと思います。

スピーカーマトリックス用は115Vの方が良かったのですがメインは100Vの方が、音にキレがあって良いですね。

当時よりもプレーヤーと電源環境がはるかに良いこともあるのでしょう。
ボリュームが8時~9時程度の音量ならそれなりに鳴ってくれます。


しかしながら、音量を上げると低音がちょっと野暮ったい。ヴェロダインを足さないとスネアとか駄目駄目です。安っぽい。

さすがにこのクラスのアンプに求めるのは酷ですが、高域の伸びや艶っぽさが足りない。

逆に言えばベルエポークの良さがよくわかりますね。何と言っても音色の良さが違う!
音量を上げられないですし、ちょっと疲れる音なんですよね。
これなら、壊れていない片chのみの方が魅惑的~と思います。


学生の時にはこのアンプとB&WのCDM7NTを鳴らして、
「いい音だな~」と思っていたんですよね。

今ではすっかり贅沢になってしまいましたw
まさに後戻りが聴かない世界です。

お読みいただきありがとうございました。
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