4月のメグ・ジャズ・オーディオ愛好会に行ってきました。 | 喰らうオーディオ!!!

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オーディオの、オーディオマニアによる、ピュアオーディオのためのブログ。

今月は、オクターブのジュビリーシリーズの視聴会でした。

プリとパワーで1000万越えというまさに中東・BRICs仕様の製品、この手のビジネスラインのハイエンドは興味がないです。

しかしながら、オクターブ自体は非常に気になっていたのと久しぶりのオーディオということもあり、勇んで吉祥寺へ出陣して来ました~。



システムですが当日はプレイヤーも持ち込みです。
ayon CD-07
喰らうオーディオ!!!-ayon CD-07
珍しいオーストリア製のCDプレイヤー。
ピックアップは元フィリップスの技術陣によるもの。
真空管をデバイスとして使っており、トップローディング、USB入力やiPodドックも備える超個性派プレーヤー。

定価42万円と中々CP高そう。


Octave (オクターブ)Jubilee Preamp
喰らうオーディオ!!!-Jubilee Pre
定価420万。オクターブのアンプはシンプルな中に気品があり、私は結構好きなのですが。
このデザインは正直好みではない。ノブのサイズが野暮ったい。ちなみにフロント中央部分の装飾はヨーロッパの石材らしい。


喰らうオーディオ!!!-Jubilee Preampもちろん電源別筐体。


Octave (オクターブ)Jubilee Mono
喰らうオーディオ!!!-Jubilee Mono
定価735万。巨大なタワー型。
レビンソンのNO.33Lほどのバケモノではないが、70kgと重量級なのは間違いない。
ほとんどはトランスの重さらしい。

喰らうオーディオ!!!-Jubilee Mono2
使っている真空管は片ch8本。相場は一本1万強らしい。
じゃあ~どこにどう金が掛かっているのか大いに謎ですが、どうやら本アンプの巨大なトランスを作れるのは社長とようやく後一人いるぐらいらしい。(←そういうことか!)

とは言えムンドのテロス5000よりは良心的かも。


余談ですけど、ニューフォースのSPとアンプの間に挟むアクセサリーが使われていました。こんなハイエンドでも効き目があるようです。


で。肝心の音ですが。

久々にメグで音聴きましたが・・・
通った中で最高の音が出てました!


きらびやかで艶やかな音色。ストレスが無くいつまでも聴いていたくなります。
軽やかでありながら、弱い音は弱く、低音は強くスピード感がある。

メグは普段はじける音塊のような音像を描いていると私は思いますが、
このアンプだと管楽器やボーカルの立ち姿がイメージできます。



入荷して10日足らずということもあり、じゃじゃ馬なアンプだと会場では評されてましたが、
(これは決して悪い意味ではなく)私は普段のメグの方がよっぽどじゃじゃ馬な気もします。

寺島さんも、「現代オーディオにありがちな単に綺麗にまとまっているだけじゃないはみ出した今の音が理想的」終始そんな感じで最早我が孫のようにべた褒めでした。



この日は、九州から後藤先生やマックトンの社長、47研究所の木村社長など例によってプロ筋の人が多かったのですが、会場も含め高評価だったと思います。

1000万というアンプは例えお金があってもとても買う気がしないですけど、音は非常に良かった!元々メグはプリがFMアコースティックスでパワーがエソテリックなんでそもそもかなりなハイエンドなんですが格が違いました。

同社のアンプはやはり一度使ってみたいですね。



正直、オクターブの評論家からの高い評価は疑っていた部分もあったのですが事実なんだと思います。

オクターブ社も従業員10人程度の零細企業ですし、代理店も元々オーディオ関連という訳でもなく気持ちの良い方々でした。製品も良く熱心に広報・営業しただけだと思います。


「本企画は寺島さんが欲しくて聞きたかっただけでしょ!」という私のコメントはここだけの話ですけど、楽しかったです。
そして寺島さんは700万のパワー買うと思います。


お読みいただきありがとうございました。
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