17日、木曜日。
自衛隊のヘリが海水を投下した日。
会社からネットを見ると、
「ヘリはもっと近づかないと駄目だべ」
なんて言ってる人もいて、
映像をみると、あんまり水がかかってないような気もして。
そのうち、大規模停電が起こる恐れがあると言われ、
みんなでパニックになって帰宅を急いだ。
家で、
NHKのニュースを見ていたら、
自衛隊の作戦を解説していた。
それによると…
離れ過ぎても効果がない、
近づきすぎると放射能被ばくの恐れ、
ギリギリのラインの90mちょっと下を飛べ、との指令、
海水も、一極集中して投下すると、かえって爆発を誘発する恐れがあり、
やはり散布が適していた、等…
あれがどれほど危険を伴う作業だったか。
技術的にどれほど難しい作業だったか。
つまり、日本だからできた作戦だったんじゃないかと思い始めました。
もちろん、効果を疑問視する声もあるし、
昨日の会社のエレベーターでは、
「消防車からの放水は届いてない。水のムダ」という声を聞いた。
だけど、
わたしは、
例え効果があまり期待できなくたって、
可能性のあることを、
今できることを、
自衛隊とか、消防庁とか、組織に関係なく、
みんなでやることに、
ものすごく意味があるように感じるのです。
それは、
今、個人レベルがそれぞれでやっている、
「今、自分にできることやる」
と、何一つ変わらないと思うからです。
だから、
「ヘリはもっと近づかないと駄目だべ」
とか、
「消防車からの放水は届いてない。水のムダ」
とか冷めたことを言わないで、
希望というか、願いというか、
上手く言えないけど、
信じるというか、応援することが必要なんじゃないかと思うのです。
だって、
自衛隊の人も、
消防庁の人も、
もっちろん東電の人も、
みんなみんな頑張っている。
命を懸けて。
だから私は応援します。
福島で頑張っている人を応援します。
パワーが福島へ届くことを信じて。