他にお客さんが来て、私はまたHと2人きりになる。


なんか前に私はHの本名を聞いたが、また私に本名を教えてきた。


ニックネームとかも。


私はファミリーネームまでなんとなく覚えていたのでHは少し驚いた様だ。


Hの身の上話や私の身の上話等をして時間が過ぎる。




すると……。




なんだが騒がしい……。


先程帰った客がまた店に来ている。


しかし、様子がおかしい。


おでこの辺りがパクッと切れている。


血だらけである。


携帯がないとかカードがないとか言っているが……。


完全に酒乱系のやばいヤツのようだ。


しかし暴れる系ではない。


そしてお店には社長以外男性スタッフはいない。


前に居た男性スタッフはもう不在だ。


今は女の子達で対応しているが、Hは怖がっている。


催涙スプレーをかけようとか言っているが……。。。




私は思った事を説明した。


※まず先程間違いなく会計を済ませた客である事

(今はまだ内容自体が不法侵入ではない)

※何もされていないこの時点で催涙スプレーは間違い

(暴行罪になる恐れあり)

※警察に通報

(まだ何もされていないandそもそもフィリピンパブというお店の営業形態が微妙だからなんとも……関係ないかもだが)

※私が追っ払う

(客である私が何も起きていないのに出ばったらさらに揉めるの確実な気がする)


まぁ少しでも事が起きたら対応しようとは思うが、今は様子見である。


女の子達がやんわり対応しているからまだ大丈夫そうだ。


しばらくしたら社長が来るだろう……多分。


そいつは30分程いたが、出ていった。


しかし、また30分後に来た。


Hもその客にキレ始めた。


店内には男性客が3名。


みんな状況を見ているからそいつがなんかしても即鎮圧は出来るであろう。


そいつは出たり入ったりを繰り返すから私は最後女の子達のみになったらヤバそうだと思い、ラストまでいる事を告げた。


結局、それを告げた後に社長が登場しその客は即座に強制送還されたのだが。


最近横浜で、通り魔がフィリピン人女性を殺害した事件があったのだが、Hは少し怖かった様だ。


そりゃ怖いかもね、、、異国だし尚更。


まぁなんにしても事件にならなくて良かったよ。


てかマジで無駄な時間を返して欲しい。


かなり無駄になった。


せっかく楽しかったのにー。


でもラストまで居ると言ってしまった以上、居るしかないなぁ……。




続く……