静岡市は桜が散り始めてこの曲にぴったりなので取り上げてみました。

 倉木麻衣がデビューした1999年頃はMISIA、小柳ゆき、宇多田ヒカルらによるリズム&ブルースが流行っている頃であった。オイラは当時『こういうのってR&Bなのかなあ』と違和感を感じていたが、(少しは)それっぽいサウンドではあったしメディアもそう取り上げていたので、オイラは今このブログでは当時の女性ヴォーカリストのブームをR&Bブームと言ってしまうのだ。
 当時はまだまだCDが売れている時代であった。そのような中で倉木麻衣のデビュー曲『Love,Day After Tomorrow』デビューアルバム『delicious way』は多くのセールスを上げた(売上枚数は調べてね)。
 しかし、宇多田ヒカルの二番煎じというような声もあった。オイラは宇多田ヒカルも(一応)聴いたが、そんなに似ているとは思わなかった。何となくモヤモヤした歌い方で、R&Bをベースにしている女性ヴォーカルというくらいしか共通点を見いだせなかった(それだけ似ていれば十分ということか!?)

 一応、ファーストアルバム『delicious way』、セカンドアルバム『Perfect Crime』サードアルバム『FAIRY TALE』は聴くことは聴いた。当時オイラは沼津市まで車で片道40kmくらい通っていたので通勤中に良く聴いたのだが、それほど好きなわけではなかった。
 倉木麻衣のCD売上枚数
はデビュー時が頂点で、そこから緩やかに下降していくのだが、そのためか4thアルバムのあたりで若干の音楽性の変化が起こる。R&B色が少なくなり、アイドルポップや歌謡曲っぽくなるのだ。この変化はオイラにとっては当然喜ばしい事であった。

 Time after time ~花舞う街で~はその時代の曲で、R&BやJ-Popというよりも日本の詩情にあふれた曲だと思う。倉木麻衣の曲の中でも異質な曲であると思うが、オイラは大好きな曲である。この曲が収録された4thアルバム『If I Believe』、5th『FUSE OF LOVE』、6th『DIAMOND WAVE』がオイラが倉木麻衣の好きな時代である。

 しかし、このR&B色の後退により初期からのファンの離脱が起こって、倉木麻衣の人気は一層下降した様であった。そのためか、次のアルバム『ONE LIFE』ではR&B色が復活している。このアルバムから後の倉木麻衣の作品はいくつか所有はしているが、あまり聴いていない。全く聴いていないCDもある。そういった作品は聴けば気に入るかもしれないが、他にも聴いていないCDがたくさんあるので、なかなか聴く機会がなかったりする。
 どんな音楽を聴くかは、作品の良し悪しよりも、タイミングや縁が大きいと最近よく思うのである。