かをる★さんの初のオリジナルミニアルバム君想い、ヒトリボシが発売になりました。
 かをる★(ここクリックるとブログへ)さんはライブ、ツイキャス、ニコニコ動画などで活躍している女性アマチュアヴォーカリストです。
 ぷにょぷにょブログでは昨年11月に下記リンクの記事で登場しています。

 このCDは3/2のライブZEPP tokyo Diver City「ZEPPに立つだけの簡単なお仕事です」での物販(ライブ終演後に出演者が自分のグッズを売ったり、チェキというインスタント写真の撮影をしたりする)から販売を開始したものですが、オイラは昨年末の手術(ここクリックするとその手術の記事が開く)以降まだ東京まで行く自信が無いので、ライブの物販での購入はできなかったのです。3/16にかをる★さんのツイッターで通販開始のお知らせがあったので、すぐさま購入しました。

2枚注文したらこんなデカい包装で来た(わら)


袋を開けたら段ボールに入っている。



そんでもって2枚出てきました。


 3/18にはオイラのお家に到着したのですぐ聴きました。
 第1印象は
すげぇもん作ったなあ
と思いました。
 オイラも昔は(一応)アマチュアバンドをやっていて、その頃にはライブのライン録音を行なったり、スタジオでデモテープを作ったりしました。またバンド休止後もオールインワンシンセサイザーやパソコンで音楽制作をしました。自分が携わった作品の一部は現在聴くことができますが、かをる★さんのCDとのクオリティの差は凄いものです(というか比較するのもおこがましい)。

 かをる★さんは20代前半(正確な年齢は謎)のアマチュア(ツイキャスなどでと~しろ~ちゃんね~って言っている)でこれだけのものを作るには、時間も労力もお金もかなり費やしている事でしょう。オイラはこの作品がどのような過程を経てCD化されるに至ったかを知りたいと思います。また、そういうことをやってしまうスキルと情熱は素晴らしいと思います。だからこのCDの比較対象は他のアマチュアミュージシャンではなく、プロのJ-popアーティストであるとおいらは考えます。

 しかしオイラは現状のJ-popシーンの音楽を把握できていないので、かをる★さんの音楽を他のアーティストと相対的な比較を行なって正しく理解する事はできていないでしょう。そんな立場のデブじじいがあ~だこ~だ言っても説得力はないのですが、オイラなりにこのアルバムについて述べてみます。

 サウンド面を大雑把にとらえると、緻密なデジポップとなると思います。ほとんどの楽器の音はパーソナルコンピュータから発せられたものでしょう。但し4曲目、5曲目ではギターが聴こえるがPC音源での音ではなくレコーディングしたものだと思います。
 音響的には楽器の定位が前後方向に広く配置されています。かをる★さんのアルバムを聴いた後でAKBグループを聴くと凄く薄っぺらい空間で演奏されているように聴こえます。浜崎あゆみの昔のアルバムよりも広い空間となっています。音圧は高いのですが、コンプレッサーのかかり方が自然に感じられて、のびやかな音だと思います。

 各曲について、メロディーがどうの、リズムがどうのっていうことを音楽そのものを聴かないでグダグダ言ってもどうにもなりませんが、オイラは2曲目のシークレットチョコレイトの調性感の不安定な感じがとても好きです。また最近はこの曲の一部(『すてられた(すてられた)きみのこころ(きみのこころ)』っちゅうところ)が時々頭の中をループします。
 4曲目、5曲目がバンド的にも聴こえるので、このあたりの音がかをる★さんにとっての根源的なサウンドなのかなあと思いました。この2曲のアレンジからデジタル的な要素を少なくして、もっとバンドサウンド的な方向に振ったサウンドでアルバム全編を作ると予想していたので、余計そう思うのかもしれません。

 歌詞についてはほとんどの曲をかをる★さんが作詞していますが、オイラはほとんど聞いて&読んでいません(スマソ)歌詞をロクすっぽ聞かないのはいつものことではあります。
 歌詞カードや時々聞こえてくる単語からは、外に向かって叫ぶというより内向的な感じを受けます。そしてかをる★さんの真面目さ真剣さ、そして厳しさのようなものを感じます。
 オイラはかをる★さんの音楽には背筋を伸ばしてきちっとした姿勢で聴く印象を持っています。このアルバムを聴きながらこのブログを書こうとしたのですが、そんな聴き方はできませんでした。集中と緊張を要求する音楽であり(キング・クリムゾンみたいだなあ)、いわゆる癒しという概念と反対の音楽であると思います。
 
ところがライブになるとテンション高く弾けて楽しいので、CDとツイキャスだけでかをる★さんの音楽を理解することはできません。ライブに行くのも重要なのです。

4/18 には ワンマンライブがある!!




 このアルバムはぷにょぷにょブログで早く取り上げたかったのですが、素晴らしさを表現できず掲載しませんでした。所詮オイラの文章能力では上手く表現するのは無理とあきらめて、こんな段階で掲載することにしました。上の動画はこのアルバム全曲のクロスフェードデモですが、これを見てもこのアルバムの魅力はあまり伝わりません。この程度のものではないのです。ぜひ多くの皆さんに聴いて頂き、感想を教えてほしいと思います。上でも述べた通りオイラはJ-popはロクすっぽ聴いてないので、J-popをたくさん聴いている方がどういう感想を持つかも関心があります。
とらのあな 君想い、ヒトリボシ 販売通販ページへ


*** お ま け ***
【その1】
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(そうするとオイラのブログの閲覧回数も増えるのだ(わら))


【その2】おじさんのためのかを★キャス講座
ボカロ曲(ボーカロイド)カラオケでの歌唱が中心
・その他のJ-popなどは著作権の関係からアカペラになる。(アニメソングはニコニコ動画での歌唱となる)
・コメントを追っかけて読もうと頑張ってくれるが、あまりに多いので挫折することが多い。
ツイキャスアプリのインストール画面に登場する(らしい)。CAS中には初見の方から「ツイキャスアプリの人ですよねぇ」などとコメントされるが、常連の視聴者はまたかよって思っている(おいらだけ?)
・同じ曲を何度もリクエストするとスルーされる。
視聴者が500人を超えると千本桜を歌ってくれる。
・かわいいけど毒舌、ウッセーカスが口癖だけど最近あんまり言ってくれないので、オイラは少し寂しい(おまえはMか?)
これを参考にしてかをる★さんのツイキャスをどんどん見に行きましょう。
(参考にならん!?)