当然のことだけど、休日の病棟は静かで退屈だ。朝、昼、夕、寝る前に血圧、体温、酸素飽和度、脈拍、血糖値のデータ集めに看護師さんが来られ、朝食、昼食、夕食をやっぱり看護師さんが運んでくる。看護師さんとの関わりはそれだけになった。今朝方までは様々な薬剤、電解質液を、24時間点滴で打っていたので、結構対峙する時間があったのだけれど、そういう状態から回復したということなんだろう。喜ばしいことではある。

 これまでは点滴と五分粥だったから、お腹が空いた感はなかったんだけど、点滴が終わって、五分粥だけになると常に空腹感に支配される。平日であれば医者が指示をだして食事のステージが五分粥から全粥になったりするんだろうけれど、医者がいないものだから、指示されていた点滴だけが終了した。明後日までの辛抱だ。それまでに栄養失調になることはない。

 点滴針があった辺りが痒い。そして血管が硬くなっている。