先週土曜は待ちに待った日比谷野外大音楽堂でのTHE MODS 40TH ANNIVERSARY LIVE ENCORE「続・約束の夜」。期待を上回るライブであったが詳細のレビューは次回ということで、今回は東京での3日間を備忘録的に。
7月8日(金)
モッズ野音参戦時は不測の事態を回避するためライブ前日に東京入りするのが慣例。今回も休暇をいただき10時40分の千歳発の便で前日入りすることに。
空港へ向かう高速バスはコロナ影響の減便がまだ続いていて少々早い時間に出発。
搭乗機はまさかのピカチュウ仕様。夏休み期間でもない平日の機内に子供の姿はほぼないというのに機内案内までもがピカチュウの声で少々苛立ちもしたが、それを除けば快適な1時間半であった。
東京来訪時はCDショップチェーンのディスクユニオン巡りをするのが毎回のことで、今回もいつも通りお茶の水へ向かう。東京在住時は地下鉄の乗り換え駅が神保町だったということもあり、神保町からお茶の水にかけてのCDショップ、楽器店街が当時のホームグラウンドだった。
ディスクユニオンの前に遅めの昼食をということで、いつもは定番の老舗喫茶さぼうる2のナポリタンのところ、今回は思い切って前から気になっていた焼きそば店へ。
予想通り入店待ちの先客が何組かいたものの5分ほどで店内へ。注文を済ませ何気にテレビの音声が耳に入ってきて周りを見渡すと、銃弾がどうのみたいなアナウンスに他の客もテレビに釘付けの様子だ。何事か気になり、改めてテレビに目を向けると元総理に対する狙撃事件らしい。せっかく楽しみにしていた焼きそばもなんだかなーな気持ちで口に運ぶことになったのがあまりにも残念。スパイシーな味が好みの方にお勧めの焼きそば。
気を取り直してディスクユニオンお茶の水駅前店へ。
9か月ぶりの店内は、陳列に少し変化があったもののいつも通りの充実したラインナップ。
インスタをフォローしていただいているベーシストさんお薦めのポール・ウェラーのスタンリー・ロードの格安盤を見つけ、他にもベック、ジャム、モッズ(バンドのモッズではない)シーンコンピをセレクト。4枚合計で2,000円にも満たない価格に満足し、次は新宿に向かうことに。
新宿東口界隈はディスクユニオンが何店舗も集中しており全部巡るには時間が足りず、今回は新宿中古センターの一店狙いに決めた。
ここではお茶の水店にもなかったTHE MUFFSのアルバムを発見。しかも帯付国内盤!定価より高い2,650円もこれを逃したら次はないかもという事で迷わず購入。
THE MUFFSは今もパンクバンドのボーカルを続ける古くからの友人のイチオシ。女性ボーカルのキムは見た目のキュートさからは想像できないほどのパワフルさ。一度聴いたらハマります。
マフス購入で気分が上がったところで2日間の宿泊地大井町へ。チェックインを済ませ少し休憩した後にマフス推しの友人との待ち合わせ駅の馬込へ。
翌日はこの友人と野音ライブを愉しむ予定だ。
友人に連れられ駅近くの居酒屋で友人の奥さんとも合流。
店主一人で切り盛りしているこじんまりした居酒屋はとても居心地がよく、生まれて初めて口にするシイラという魚に驚き、辛口の日本酒「日本刀(かたな)」とヌタの相性の良さに涙。
で、写真を撮り忘れたのにも涙。お店を出た後は友人宅でロックを肴に飲みなおし。
心地よい酔いの中で聴いた裸のラリーズはかなりの衝撃でした。
奥さんは翌日仕事だというのに遅くまで付き合わせてゴメンナサイ。とても楽しい時間でした。ありがとう。
7月9日(土)
いよいよ野音ライブ当日。と言っても17時開場、グッズ先行販売も14時からということで昨日の昼食リベンジも兼ねて神保町へ向かうことに。
せっかくなのでその前に少し足を延ばして、15年以上前に住んでいた板橋方面を訪れてみることにした。
高島平方面へ向かう都営三田線は住まいの最寄り駅であった志村三丁目駅の手前志村坂上駅を過ぎたところで地上に出る。
駅を降りた風景は当時のままほとんど変わらず。
ここから住まいのあった場所までは徒歩で15分ちょいの場所で、東京とは思えない森林の中にある団地サンシティを抜けた高台に建っている。
森林の中にあった天然水の水汲み場もそのまま。
住まいの社宅は建物はそのままだが、どうも賃貸住宅に変わってるっぽい様子。
昼食リベンジは、やはりさぼうる2のナポリタン。開店時間の11時丁度に着くが店舗前はすでにいつも通りの長い列。
30分ほど外で待ち店内に案内される。ほどなくして出されたナポリタンは安定の味と量。やはり神保町はこことカロりーに限る。次はカロリーに行くことにしよう。
食事がすんだところでいよいよ日比谷野外大音楽堂へ向かうことに。
この後の野音〜野音後の様子についてはモッズライブのレビューと共に次回ということで。
7月10日(日)
7時過ぎに起床。ライブとその後の友人とのひと時の余韻にしたりながら昨晩のアルコールを汗と共に流すため宿内のサウナへ向かう。
さすがにアルコールの残りが多いようでいつものようにサウナに耐えられない。無理はせず短時間で済ませラウンジで休憩しチェックアウト。
帰りの飛行機までまだまだ時間があるので宿近くのデニーズで朝食兼昼食。
このデニーズもすかいらーくも北海道には店舗がないのでちょっと気分が盛り上がる。と言っても味には期待してませんが、600円そこそこで食事とフリードリンクがセットになってるところは見事なコストパフォーマンス。
久々の新聞に目を通しながら小一時間ほど時間をつぶしてから空港へ向かう。
大井町から羽田空港に向かうには、品川で京浜急行に乗り換えて行くのが普通なのだろうが、空港にはやはりモノレール、しかも快速ではなく各駅のやつで外を眺めながらがいい。
ということで京浜東北線で浜松に向かいモノレールに乗り換え。快速とは違い休日の各駅停車のモノレールの車内はガラガラで快適。
しかも復路便はピカチュウ仕様ではなかったのでこちらも快適。
新千歳空港からの高速バスが減便の影響で1時間以上待つことから急遽JR+地下鉄に切り替え今回の旅は終了。
ライブはもちろん愉しめたが、それ以上に40年以上続く友人と酒を飲みながら語る時間が何事にも代えられない大切な時間であることを痛感した3日間でありました。あの頃のことはもちろんだけど、ロック、映画、政治、etc…と、今の今に感じてることを語り合えるからこその貴重な時間。
次は9月4日、この友人のバンド「ペインビール」のライブを体感するために新宿に向かうことにしよう。
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