久しぶりにブートレグ盤を手に入れた。
ベイ・シティ・ローラーズ(と言ってもレスリー以外はオリジナルとは別メンバー)の2016年東京公演を収めたDVD。
当時人気が高かった割には正規の映像作品がほぼないに等しいベイ・シティ・ローラーズはかなりのブートレグ盤が出回っている。
↓正規のDVDはこれくらい?
基本的にブートレグには手を出さない派ではあるが、今回購入したものを含め手元にあるブートレグ盤5枚中4枚はローラーズものである。
今回はレスリーが率いるバックメンバーにオリジナルメンバーでそもそもローラーズを結成した張本人のアラン・ロングミュアーが参加したもの、ということで手に入れる決意を。
ローラーズのブート盤は日本や本国イギリスでのテレビショーを収めた画質がさほどよくないものばかりだったので、今回もさほど画質は期待せずにいたが、そこそこの画質に驚き。やはり機材も品質が高くなっているということだろうか。
過去の何度かに渡る再結成日本公演のお粗末さを目にしてきた(映像でですけど)者として、あまりライブ自体にも期待はしていなかった。実際、レスリーは見る影もなくブクブクに太り、アランに至っては途中疲れて座り出す始末(この舞台裏でも色々あったようですが)。しかし、なぜか過去の再結成ライブとは比べ物にならないほどの熱と温かさが伝わってくる。
ある時から純粋にローラーズナンバーを歌い続けたくて自らのバンドを率いて精力的に活動を続けてきたレスリー。太ってしまいステージ上のキレは全盛期には全く及ばないものの、過去に何度も目にした再結成ライブでのやる気のなさからは想像もつかないほどに歌も動きも生きている。
かつての舞台である日本武道館とはうってかわって、観客との距離が近い(物理的以外にも)キャパ300人程度のライブハウスが会場ということも関係しているのだろうが、この公演以降2020年までの5年間、レスリーはバックのレジェンダリーBCRを率いて来日公演を続けていたことからも充実したバンド活動だったことが伺える。
実際、日本以外でもオーストラリア、カナダ、ドイツ、スペイン、アメリカなどをツアーして周っていたらしい。
この2016年の来日公演で共にしたアラン・ロングミュアーは翌々年に他界。
レスリーも昨年春にこの世を去ってしまい、かつてのメンバーとの再結成はおろか、このレジェンダリーBCRの充実した活動も途絶えることになってしまったのは残念。こんなことになるなら一度くらい来日公演に参加しておくべきだったか。
とりあえずは2020年までの来日公演のブートレグを見つけたら手に入れることにしよう。
いや、あくまでも正規盤がリリースされるのが一番ですが。
さて、ローラーズ以外に手元にあるブートレグの1枚、これはクラッシュの1982年の来日公演のDVD。
結局、これもローラーズ同様正規ではリリースされなかった来日公演ってことで。
あとはクラッシュのポール・シムノンが率いていたHAVANA 3AMあたりのブートがあれば、否、正規でDVDがリリースされれば・・・。
今回はこれにて。