暑い。とにかく暑い。ここ札幌で、もう2週間以上30℃以上の気温が続いてるのだから、猛暑というより酷暑。こんな暑い日は庭に出て日差しを浴びながらゴキゲンなロックを流してキンキンに冷えたビールだ!とビール片手に勇んで庭に出たのはいいものの、あまりの暑さに5分ともたず家の中にUターン。
あまりにかったるくて、ブログを書こうにも何も浮かんでこない。
ブログ始めて以来のピンチだ。
こんな時には胸がスカッとするやつや、自分に喝をいれてくれるような曲を探さなきゃな。
ということで、ちょっと、否かなり手抜きでそんなナンバーをずらっと。
■喝!/ARB
タイトルもそのままズバリ「喝!」。
アイドル的に売り出そうとした事務所とそれとは真逆なロックの方向を指向していたバンドのせめぎ合いの中で生まれたファーストアルバム。
その中でもバンド側が指向していたロック色が色濃く反映された珠玉のナンバー。
曲の冒頭から”今日もどっかの阿呆がビルから飛び降りちまったぜ”と、自殺を始めとした当時の社会問題を扱っているところに、社会派バンドの萌芽が見られるが、サビの「ここで一発、喝! 喝!喝!喝!」ではいつも自分に喝が入る気分だ。
■ロクデナシ/THEE OUT MODS
10年以上も前にモッズのベーシストキーコがHPでいいバンドだよと紹介しているのを見てすぐさまアルバムを手に入れた。
この曲で観ることができる白のレスポールを手にがなり立てるように歌うボーカルSANAの姿は、ジョーン・ジェットみたいでカッコよすぎ。とにかく何か始めなきゃと、自分を奮い立たせてくる。
その後の活躍を期待するも、いつの間にか消えてしまったのは至極残念。
■ノット・サティスファイド/アナーキー
言わずと知れたパンクバンドアナーキーのデビュー曲にしてファーストアルバムのオープニングナンバー。
狙ったわけではないだろうが、音のチープさがクラッシュのファーストにも通じる感があるが、歌詞を含め初期衝動の塊のようなこの曲は今でも聴くたびに胸をスカッとさせてくれる。
■SHONBEN/THE MODS
ファーストアルバムFIGHT OR FLIGHTの初回プレス限定ソノシートに収録されたこれぞパンクロックと言っていい初期の隠れた名曲。
その後、FIGHT OR FLIGHT-WAS ING-で改めてレコーディングもされたが、疾走感はやはりこのソノシートのバージョンには敵わなかった。
■SHIT/THE STAR CLUB
どうにも堪えきれない怒りが沸き立つ時に無性に聞きたくなるのさ。
■ふざけるんじゃねえよ/頭脳警察
イントロを聴いただけで震えます。
この暑さにも、緊急事態宣言やまん防の繰り返しにも、ここんとこずっと続くお偉いさん方の醜さ、酷さにも、ただただ「ふざけるんじゃねえよ」と叫びたい。
こうしてみると頭脳警察以外はどれもそれぞれのバンドの最初期ナンバー。やはり初期衝動にはとてつもないパワーがあるんだな。