5日間の夏季休暇もあっという間に最終日。


前回のROCK ALBUM BEST10に続き、今回は日本のパンクバンドの曲からのベスト10。

候補があまりにも多すぎなので1バンド1曲という縛りで。


10位 COOL FOOL/FRICTION

音を聞いてヒリヒリすると感じたのはこの曲が初めてかも。

ファーストアルバムに収められたバージョンよりオムニバスアルバム東京ロッカーズのライブバージョンの方が断然お薦め。


9位 1988/KENZI & THE TRIPS
元気印と思われがちなケントリサウンドの中にあって、意外にダークな感じなものに好みの曲があったりして。メジャーでのセカンドに収められたこの曲もその中の1曲。

アルバム通してというより、この曲ばかり聞いていたな。


8位 パラム/REAL
「耳を澄まして聴け 海から渡る風の声を」

彼らが目にしていた、目にしようとしていた光景は、僕なんかには想像もつかないほど大きな視点からのものだったことは間違いない。

僕の周りの、そして世の中のリアルってなんだ!?


7位 ロマンチスト/STALIN

臓器が飛び交いボーカリストが全裸で歌うステージ、とスキャンダラスな情報に躍らせ、かなりハードなサウンドを予想していたが意外にオーソドックスで逆に驚いた記憶。

ただ、ふすま一枚隔てられた隣の部屋から大音量で「吐き気がするほどロマンチックだぜ」なんて歌詞のパンクロックが流されていた母親のことを今になって思うと・・・。


6位 ノット・サティスファィド/アナーキー
「政治家なんて俺達には関係ないけど」と歌われた歌詞はミドルティーンだった頃の自分も共感。当然であるが、今は全くもってそんな風には思っていない。


若さゆえの暴走。


5位 ヴァイア・コンディオス/THE STRUMMERS

パンクロックにだって切ないラブソングはあるんです。数多くある彼らの泣きのメロディの中でも珠玉の1曲。


もっと、もっとイワタの唄を聴きたかった。


4位 LAST PUNK HERO/AUTO-MOD

タイトルに惹かれ人生初の通信販売で購入したシングル。

期待とは裏腹にリズムボックスが使われたサウンドに驚き。逆にそれがこの曲にはピタリとはまっているのが彼らの狙いだったのか。
しかし、これは正真正銘のパンクロック。


ベースはパーソンズの渡邉貢。その後BOOWYの布袋と高橋、レベッカの友森なんかも参加していて、アンダーグラウンドな活動からは想像できないくらいメジャー級のメンバーが名を連ねていた。(いや、彼ら自身もメジャーデビューしてますが)


3位 NO,NO,NO/THE BLUE HEARTS


「戦闘機が買えるくらいのはした金ならいらない」
こんな風に言い切れる彼らの感性ってなんて素晴らしいのだろう。


世の中こんな人たちばかりだったら・・・と思わずにいられない。


2位 GO FUCK YOURSELF/THE TRAVIS

彼らの曲から1曲だけ選ぶのは正直苦行に近い。それでもやはりこいつは曲、歌詞、サウンドすべてがIT’S ONLY PUNK ROCK!と言わずにいられない名曲。


震えて聞け!!


1位 亡命者

パンクというカテゴリーでは括れないほどのスケール感を持ったロックアルバムとなったサードアルバム。その中でも自身の当時の状況、心境を深い愛の歌にまで昇華しているこの曲は必聴。

この曲が収められたアルバムが発売された直後のライブツアーが観たかった。映像残ってないかなぁ…。


悩みに悩み、泣く泣く今回の選から外してしまった4曲を最後に。

・カサブランカ/THE PRISONER
・GYPSY/ZETT
・ROCK’N ROLL RIDER/THE STAR CLUB
・ORIGINAL GUN/THE EDEN


次のベスト10シリーズは何にしようか。これはこれで悩みますな。