++ 暖かくて ++




そっと優しく差し出された手は 

とても暖かくて


閉ざしかけた

心の隙間に降注いだ心地良い声


この世に永遠なんて無いのだと諦めかけて

寂しさと悲しさの中 

永遠に逢えない現実


あの人が傍に居た時の事を思い出して

振り解いてしまう 

あなたの優しい手


その手は優しかったあの手と重なって

寂しさに


押し潰されそうな心を溶かしていく


その想い出と共に今があるのだから

その想い出と共に受け入れてみよう

その想い出と共に生きていくことが

永遠の優しさだと気が付いたから