私は本当に自慢じゃないけど、記憶力が壊滅的に悪い

年取ったから悪くなったじゃなくて、

小さい頃から悪く、周りから昔こんな事あったよねと聞かされると、

自分にとっては初めて聞いたような印象なので

ふーん、面白い(笑)って毎回新鮮に驚く始末。

 

このテレビドラマも一緒に見たよねって家族に言われても

全く覚えてないもんだから、あらすじを教えてもらって

あ〜見たね! 面白かったねって言う感じ。

 

便利なこともあって、前見てても忘れてるから

毎回新鮮な気持ちで見れる(笑)

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多分私は、この情報は生きていくために本当に必要な事だ!!って

魂で納得しないと忘れるのだ。

だって仕事は出来てるから。 それは必要な事だから。

 

私にとって大部分の情報は不要なんだと思う。

 

こんなポンコツな私でも、会津での夏休みだったり、

自分の愛しい我が子の事だったり、

若干だけど、自分の小学生の頃の事も覚えてる。

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小学生の時に初めて算数で少数を教えて貰った記憶も多分、

私にとって忘れてはいけない事だった。強烈に覚えている。

 

まず最初に先生が少数の理屈を説明した。

その後で先生がクラス全員にこの質問をした。

 

「0と0.1はどっちが大きいか?」

 

まず「0だと思う人」

次に「0.1だと思う人」という感じで先生は全員にどちらか一方を選択

するように手を挙げさせた。

 

昭和のあの頃、今と違って塾や家庭教師に習っている子供の方が少なかったので、

我がクラスでは確かS君、K君と言う2人の子がそう言う特別な子供だった。

なのでその二人以外、少数を習うのは初めてだった。

 

そして、どちらかというとS君の方がK君より若干成績が良かった。

それはクラス全員知っている事実だった。

 

なので自分の頭で考えずS君が手を挙げた方につられて

同じ方に大多数の子が手を挙げて、K君の方と同じ答えの人数が少なかった。

 

結果、S君と同じ方に手を挙げた「0が大きい」方の大多数が間違えたのだ。

その時珍しくS君が間違えた。

 

その時先生は生徒達に「人を見るんじゃなく、自分の頭で考えなさい」と

言ったのだ。 確かに言った!!!

 

残念な事に私もS君を見て0の方に手を挙げた人間だった。

実のところ、内心では0.1の方が大きいのでは?

と思っていたけど、なんとなくS君と一緒の答えじゃないと不安だったのだ。

その感覚は今でも覚えてる。

 

自分の頭で考えないで間違えた事に、

当時非常に悔しい思いをした事を覚えている。

せめて自分で考えて間違えたならまだ悔しくなかったと

強烈に思った。

 

余程悔しかったのか、記憶力皆無の癖にこの出来事は覚えている。

 

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もう一つ覚えている事があって、

看護婦になった友人が、

「自分が癌になっても抗がん剤はやらない」と言った事。

今から30数年前の事だったので、現在よりお医者様は神様だ、、、

という感じが強い時代だったんじゃないかな。

 

それなのに友人がそんな事を言うから理由を聞いたところ、

「抗がん剤を打ち始めて生還した人、苦しまなかった人はいない」と

言い放ったのだ。トップシークレットじゃないの?(笑)

 

今ではもっと良い薬があるだろうし、勿論生還している方は多いと思う。

昔の話しなので、。。。。。ご容赦を。

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上の二つの事件は私にとって余程衝撃的だったのだろう。

何しろ覚えてるんだから(笑)

 

そしてこの2件は私の基本的な行動原理になってしまったのだと思う。

運が良かったと今でも思うし、神様に感謝せずにはいられない。

 

本当に感謝します。