気がつけば、もう二年。
ずいぶんとまた
放置してしまった。
書こうと思ったことが
なかったわけじゃないのだが。
何となく言葉にするのが億劫で、
画面を見ては閉じる、
その繰り返し。
最近、また幾つかのブログを
巡ってみた。
更新が止まったままのページも
多いがその中で、
まだ相変わらず
日に何回も更新の鬼と化して
書いている人もいて、
元気だなと感心するが
仕事はどうしているのだろうと、
人ごとだが
気になったりもした。
罵詈雑言を書く人もいれば、
オブラートに
包んで書いたり色々だ。
だがオブラートに包みながら、
そのくせ、裏では言葉にならない
苛立ちや、排他と同調の空気が
じっとりと漂っている。
便利になったはずの世の中は、
便利になりすぎて、
人間のほうが追いつけていない。
AIだのメタバースだのと
浮かれていて、
足元の現実には触れようと
しない。
政治家の失言と謝罪の茶番、
報道の曖昧な切り取り、
それでも「まぁ仕方ない」と
思わされる日常。
コロナが落ち着いたかと思えば、
今度はまた新しい
ウイルスがとか、
円安がどうとか、
国債がどうとか、
騒いでは飽き、
また忘れていく。
そういうのを眺めながら、
やはり、自分の言葉は
自分の場所にしか
置けないと思った。
ブログ自体、億劫で
続くかどうかはわからないが、
少なくとも、
何かを書こうという気持ちは、
まだ少し残っている。