寒かったり、もわもわしたり、体がついていかなくなってきました。
(でも、ひたすら寝るので元気です)
昔撮った写真。紅葉と西日って合うな。
そして、写り込んだ人が紅葉に同化している…(笑)
秋はそんなに好きじゃないけど、紅葉はいいですよねぇ。
さてさて。
以前ご紹介した「作詞のことば」↓
かなり前に読み終わっていたのですけれど、
先日ラジオに坂本真綾さんが出演されていて、
そのお話を聞きながら、いろいろ思い出したので感想をば。
こちら、作詞の指南本ではないけれど、
言葉の選び方とか、
取り上げられた歌詞のどこがキラーワードで、
どこがどう優れているのかなど、今後に使えそうなアイデアがたくさん。
そして、第一線で活躍されている今なお、
それぞれに試行錯誤を繰り返しながら、
目の前の仕事に取り組まれている姿に感銘を受けます。
もっと頑張らなくっちゃ!って。
それぞれの作詞家にはそれぞれのカラーがある。
ストーリーがある歌詞を書く方もいれば、
キャッチーな言葉の羅列を得意とする方もいる。
詩的な文章もあれば、中二病炸裂な場合もあるし。
この本を読むと、皆さんそれぞれにカラーを大切にされているなと思います。
そして、この本の中で、一番心に残ったのが163ページにある
森雪之丞さんの言葉。(以下、私の解釈)
「作詞家自身が持っている世界を表現できるアーティストと出会えなければ、
作品が世の中に出ていくことは一生ない。」
つまり、作家の感性とアーティストやそのスタッフの方々との感性が一致しない限り、
どんなに良い詞を書いても採用されることはないんですよね。
これは身をもって痛感するところ。
自分の歌詞を選んでくださった方々との出会いは、
本当に一期一会の大事なものだなと思います。
これまで私の作品を選んでくださった方々には感謝しかありません。
そして、その作品に出会ってくださった皆さんにも。
末永く愛される作品になれれば、尚嬉しいです♡
ところで、ちょっと話が逸れますが、坂本真綾さんのラジオでのお言葉。
「人生っていつか、いつかって言ってると終わるぞって。
(このくらいの年齢になると)未来は有限というのがリアルになってくる。」
という言葉が、ホントそう!その通り!って思っちゃって。
若い頃の「今しかない」とは違った意味で「今しかない」わけで、
やれることは今のうちにやっちゃいましょう、という気持ちになりました!
自分の中にある世界を強固にしつつも、
引き出しにひとつひとつ、新しいものを増やしていく。
作詞家のおしごとは、毎日の経験の全てが糧になります。
こうした作詞関連の本を読むことはダイレクトに為になるけれど、
やりたいこと、行きたいところ、見たいもの…
そういうもの全てが明日の私の作品を作っていきます。
また素敵な一期一会があることを祈って。