9月の終わり、たまたま知った、
作詞家 岩里祐穂さんの対談集
「作詞のことば 作詞家どうし、話してみたら」
増税前の駆け込みで手に入れました♡
(出版されたの去年ですけどね)
岩里さんは80年代、シンガーソングライターから作詞家に転向、(初めて知った!)
ジャンルも多岐にわたって、ずっと第一線でご活躍されているので、
きっと誰しも一度は歌詞を耳にしたことが多いと思うのです。
私も大好きだったアニメ「YAWARA!」の主題歌で
今井美樹さんの「雨にキッスの花束を」とか
古い曲から存じ上げてはいたのですけれども、
いちばん衝撃だったは、創聖のアクエリオン。
CMでガンガン流れていたサビに、グワッと心を掴まれ。
アニメ見てない勢(私含む)も虜にしたんじゃないでしょうか。
さてさて、そんな岩里さんが作詞家さんたちと対談し、それをまとめたこの本。
私的目玉はやっぱり坂本真綾さん♡
真綾さんは美しくて歌も上手くて
作詞しても素晴らしいのに、本業が声優とは・・・
声優や俳優でアーティスト活動されていて、ご自身で詞を書く方も多いけれど、
プロ目線ですごい!素晴らしい!って思うのはそんなに多くないと思うんです。
(普通に良いとは思う詞はたくさんありますが、
「感服しました!」っていうのはあんまりない、ということです)
真綾さんの歌詞はどれも本当に秀逸で、
言葉の選び方とか組み立てのセンス、
空白を作って想像させるところか、私には無いものがたくさんあって、
いつも感心するし、どれも好きだなぁ・・・と素直に思います。
あと、お二人ともタイトル付けるの苦手、ってところが超親近感。
私はまだまだ成長途中(本人談)なので、
他の作詞家さんの考え方や書き方を知るのが大好きです。
ベテランの作家さんたちの新人時代は、
ディレクターに対面で色々教わりながら成長していったという話をよく聞きます。
岩里さんも然り。
今は新人はコンペで勝ち取った作品でデビューすることが多いけれど、
関係者の誰かに細かく教えられながら成長していくという環境はほぼ皆無です。
なので、自分で勉強していくしかない。
そういった意味でも、こうした本は我々現役の作詞家、
もしくはこれからデビューしたい人にとって、強い味方だと思います。
私もまだまだどん欲に勉強するつもり。
真綾さんのところから読み始めたので、
他の方のお話も楽しみながら色々吸収したいと思います♡