今年に入って、「ことほぐ」という言葉を知って、

歌詞のどこかで使ってやろうとノートにメモっていたのですが、

使うチャンスもないままいたら、偶然にも今回のイベントタイトルに!!

 

ことほぐ=寿ぐ、言祝ぐと書き、

お祝いの言葉を述べて、幸運を祈る

言葉で祝福する、といった意味だそうです。

美しい日本語ですよね。

夏目友人帳にぴったり。

 

ということで、8月10日、

劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~ ことほぎのつどい

というイベントに行ってきました。

 

原作者、緑川ゆき先生のお花。

淡い色でまとめられているのが、夏目っぽくて素敵。

 

そして、グッズは例のごとく控えめでして、

イラストボードとキーホルダーだけ。

中のイラストも、キャストの皆さんのコメントもジワジワっときます。

(フレークシールはイラストボードのおまけ)

 

さて、イベントはというと、シーンの振り返りあり、

ゲームあり、生アフレコあり。

 

劇場版でどのシーンが好きかというアンケートで、

緑川先生が「夏目がニャンコ先生をギュッとするシーン」をあげられていて、

途中、このシーンをカットする方向になった時に、カットしないで欲しいと仰ったとか。

あと、ラストの方で容莉枝さんが椋雄に「いってらっしゃい」と言うシーン。

椋雄になったホノカゲに初めて会った時に言った「おかえり」と対になっていたなんて!

さすが、緑川先生。

 

その後、キャストが見てみたい〇〇の世界、というコーナーがあったのですが、

和彦さんが突然、神谷さんの隣の席に移り何やらひそひそ。

「用意されたベンチの位置が後ろ過ぎて、最前列の方からは見えなさそう。

もっと前へ移動させては?」的な提案をされていたようで。

この気配りにグッと来てしまう私(笑)

ちなみに神谷さんは「妖の世界」和彦さんは「蜂の世界」

堀江さんは「恐竜の世界」さとりなさんは「硝子の世界」。

島本さんは「真実の世界」・・・。

スタッフさんがそれぞれの世界を調べていらっしゃったのですが、

何かとても謎のコーナーだった(笑)

 

あと、夏目友人帳クイズというのも行われまして。

トリプルニャンコ先生のうち、1号、2号、3号、

どれが一番セリフが多かったでしょう?っていう問いに、

スタッフさんが作った答えの映像が秀逸(笑)

途中、チートみたいなのもあったけど。

(正解はダントツで2号でした)

 

その後、パペットを使った寸劇があり、

ニャンコ先生以外はボイスチェンジャーで声が変わっているので、

誰がどの役をしたかを神谷さんが当てるというものなど。

ニャンコ先生がひょっこりはんを真似たとこが悶絶だったー!

 

そして、最後に生アフレコ。

1期から劇場版までの抜粋されたシーン。

見ているだけでウルウル。

神谷さんが、島本さんの声が後ろから聞こえているのか、

映像と一緒に流れているのか分からないくらいプロフェッショナルだった、

的なことを仰っていて。

見ているこちらも全く同じ気持ちでした。もちろん、神谷さんの声も。

こういうプロの技って一朝一夕にできるものではないから、

これまで歩いてこられた長い道程までも想像してしまうし、

見ているこっちは皆さんプロだ!すごい!って鳥肌ものなのに、

それでもまだ上を目指す神谷さんの言葉とか、ただただ尊敬してしまいます。

 

そう言えば、3年ほど前に、

とある女性アーティスト様のレコーディングに立ち会わせていただいた時のこと。

録音なのか、今まさに歌っているのか区別がつかないくらい素晴らしい歌声で。

口からCD音源ってこのことか!!って思ったことがありました。

神谷さんもきっとこんな感じだったのかな(笑)

 

私、この劇場版のUruさんのRememberが大好きで。

イントロが流れただけでもう涙が出ちゃう。

なので、イベントの時もほろっときてました。

 

お客さんも老若男女とりどりで(若干年齢層高めかな?私も含め)、

夏目友人帳ってホントにたくさんの方に、長きにわたって愛されているんだなぁ・・・と。

神谷さんが11年、みんなも歳をとっているんだからね!って仰っていたけれど、

こうして一緒に歳をとる人もいれば、新たなにファンになった若い方もいるって、

本当に素敵なことですよね。

緑川先生の描くやさしい世界が映像となり、多くの方と繋がっていく。

これからも、長く続いていきますように。

 

以前の記事:劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ(BD)