2年に一度の時は、おぅ?もう本公演ですか!?
って感じもあったけど、
3年に一度になるとあぁ!!ついに来た!!ってなります。
ハイ、TEAM NACS本公演「悪童」のおハナシ。


7月から全国を回って、8月末から東京公演。
私は3日(木)に行ったのだけど、
もう明日が千秋楽なんですよねー。

ワタシのNACS本公演デビューがHONOR。
その後、下荒井兄弟があってWARRIORがあって。
ワタシはやっぱり、もりーだーの書く
大爆笑でほんわかでほろりとする脚本が
すっごく好きだなぁと思うのです。
たぶん、日ごろ疲れてるんだろうけど(笑)、
大笑いして泣いてっていう行為が癒しになるんですね。
だから、今回はどんな風に感じるのかな?って
ちょっと思ってました。
もちろん、古沢さんが書く脚本が面白くないわけないし、
マギーさんの演出も素晴らしいってわかってたけど。


で、当日。
大爆笑ほどではないけど、クスクス、クスクス・・・と
何度も笑いました。
ほろりとすることはなかったけど、
じーんと来るシーンがいくつもありました。
そして、これぞ古沢さん脚本の醍醐味、
え?え?あ、やっぱそゆこと?っていう
いくつかのどんでん返し。
うん、面白かったですハート

5人の中学時代の卓球部の仲間が
え?そういうキッカケ!?っていう再会を果たし、
42歳になった今をどう生きてるか、
あの頃はどうだったのか、
そんな会話で物語は展開していきます。

そろそろ皆見ちゃってるだろうから
ネタバレになるけど、
5人がそれぞれに思っている中学時代の思い出が
他の人の記憶とは違っていたり、
この人はこんな人だという人物像が
事実とはかけ離れていたり。

正直、ワタシは高校生になった時点で
中学時代の部活仲間の名前も忘れるくらい
あっという間に数年前の記憶を失くしてましたsss
それが積み重なり、今となると
まったく思い出せないことの方が逆に多いくらい(笑)
そして、たまーに昔話を友達とすると
お互いに「え?!」っていう記憶違いがいっぱいある(笑)
人間なんて、しょせん自分に都合のいいように
解釈するようにできてるんだなって
身をもって実感していたんだけど
それをまざまざと見せつけられた感じですあせ

そして、最近よく考えるんだけど
自分が見ている世界は自分だけのもので、
実際の他人の気持ちや彼らが見ているもの、
本当の姿は私にはわかりっこないんだなってこと。
あまりにつまらなさそうにしているので
あの人は楽しんでないんだな・・・って思っても
本人が「すっごく楽しかった!」って
後になって告白してくることがたまにあるけど
この物語のラストは正にそんな感じでした。
他人の見ている世界は他人のもの。
ワタシの見てる世界はワタシのもの。
相手の思いは本人に真実を聞く以外はアリエナイってこと。
最後のシーンにそんなことを思いました。

しっかし、あの手紙は良かったですよねー!(笑)
男の子はわかんないけど、
(少なくとも昔の)女子中学生は
Dear〇〇ちゃん、(唐突に出てくる)By the way、
Not only but also(←習ったばかりの英語)を
間違いなく使ってましたよね!!ね!?

子残念としては、シゲさんのいつもより何割増しって感じの
可愛く情けない演技に萌え、
ま、そうは言ってもやっぱり演技的には
ワタシ、音尾さんが大好きなので
目と目が離れないように気を付けながら
釘づけになってましたハート
真面目な青年がハマってました!!
リーダーの部長らしいとこや、
家族思いなんだけど、繰り返しの毎日にモヤモヤしてるとこ、
洋ちゃんのひょうひょうとした風を装っていて
実は長年スランプに陥ってるとこ、
安田さんのちょっと暴力的に見せかけて
ホントは繊細で優しいところ。
それぞれに、それぞれの役どころらしさがあって
すごく素敵でした。

で、カーテンコール。
NACSの舞台を見に行っちゃうと
客演で何も言わずに去って行くのがつまらなく思えてしまう
(でも、それが普通)。
音尾さんから順番に一言ずつあって、
シゲさん・・・(笑)
ワタシ、10年ちょっとNACSを見て来てますけど、
あんな風に一人思い出し笑いして
話がまったくできなくなるんだね(笑)
とにかく、りーだーがカッコつけようとしたポーズが
逆にだっさいポーズになっちゃったらしくて
思い出し笑いが止まらなかった模様。
その後、リーダーがシゲさんに怒ってました(笑)
が、確かに意味不明なポーズでした(笑)


5人で舞台に立っているのを見ると
ホントに嬉しくなります。
これから先もこうして本公演を何度も見られますように。