今日で2月も終わり。
あっという間に2か月過ぎちゃいましたよ。
早いですねぇ・・・

さてさて。

今年の首都圏は
そんなに大雪が降ることもなかったけど
雪が降る季節になると、
「冷たい校舎の時は止まる」が読みたくてウズウズ。
(自称ミヅキスト)

もう結末が分かっちゃってるから
おぉっ!おやっ!えっー!うわぁ!
・・・みたいな驚きはないのですが(笑)
あぁ、あの人はこんなことを言ってたんだな、とか
こんなトコにヒントがあったのか!とか
細かいところに目が行ったり、思い出したり。

何よりも同じ高校に通う、
仲良しクラス委員たちと同じ時をまた過ごせる
っていうのが、とっても嬉しいんです。
辻村さんの本の登場人物って
読み進めるうちに自分も仲間になったような気がして。

このお話は、
センター試験を控えた雪が降り積もるある朝、
クラス委員たちだけが登校した高校の校舎で
彼らが中に入ったっきり出られなくなってしまう・・・
というもの。
なぜ、他のクラスメートや先生たちは登校しないのか、
どうやったら外へ出て行けるのか、
彼ら一人一人が抱える過去の傷、心の闇。
その発端と思えるのが、
学園祭最終日に校舎から飛び降りたクラスメート。
でも、その人物の名前どころか
男子なのか女子なのかさえ誰も思い出せない。
それを思い出せばここから出て行けるのだろうか?
それとも・・・

しんしんと降り続く雪、
静まり返った校舎、
窓(外には出られない)を開けると
ひんやり吹き込む冷たい空気・・・

絆は強いのか脆いのか。



そして、早春になると読みたくなるのが
大崎梢さんの「スノーフレーク」。

これも高校3年生が主人公、
同じく大学受験前後が描かれているお話です。
舞台は函館。
私も2回しか行ったことないけど
(北海道ローカルのバラエティでは何度も見てるけど)
彼らが歩いてるのはどの辺だろう?なんて思いながら
まだ寒い北海道の、
それでも少しずつ雪から雨へ降る回数が変わって
道に積もる雪が消えて・・・
なんてところを想像しながら読んでいました。

こっちも既読だから結末は分かっているんだけど、
新しい発見があったりして。

小学生の頃に亡くなったとされている幼馴染が
実は生きているのではないか
・・・と思い続けている主人公のもとに
不思議な出来事が起こり始めます。
幼馴染を見たという人が現れたり、
思い出の品が出てきたり。
一体、幼馴染は生きているのか?
その真相を知るために主人公が奔走します。

最後はちょっと切ないながらも
爽やかな終わり方。



と、そんな本を2冊読んだ今は
辻村深月さんの光待つ場所へを読んでいます。
この本には以前のお話の登場人物が出てくるのが
とっても嬉しい。
ドラマでもスピンオフとか大好きなんだけど、
辻村さんの本にはかつて主役だった人が
別の本でちらりと登場したりもして、
あぁ!!!お久しぶりです!ってなるのが好き。

さすがにこれは作詞家にはできない手法(笑)
アンサーソングとかはあるけど、
言われなければ分からない感じだったりするし。


この本の感想はまた読み終わった時にでも。



さぁ、明日から3月ですね。
キラキラの春になりますように・・・aya