2年ぶり(?)に和菓子のアンを読みました。
坂木司さんの本は以前も
こちらの記事でホテルジューシーと
シンデレラティースをご紹介しましたが、
和菓子のアンは特に大好きな本です
![はーと。](https://emoji.ameba.jp/img/user/ni/nikoblog-2/476879.gif)
主人公の杏子(アンちゃん)が
デパートに出店している和菓子屋さんで働くお話。
アンちゃんはもちろん、
それ以外の登場人物も個性的。
そして、日本の年中行事に深く根差した
和菓子の背景を知ることができて、
日本って素晴らしい国だなぁって思えます。
以前ちらりとご紹介した「おはぎ」しかり。
おはぎの別名がぼた餅だけではなくて、
いろんな連想からたくさんの別名があって
とってもロマンチックなんですよねー。
さて、このお話のもう一つの見どころは
デパートのバックヤードがとってもリアルに描かれていること。
私も都内の某商業施設でお仕事したことがありますが、
シフト勤務や休憩室の出来事、
防災訓練の様子など
もう昨日のことのように蘇ってきます
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/ho/hope-future/294302.gif)
私も消火器をシューッてしたなぁ。
そして、年末年始も当然お仕事だったんですが、
人様が浮かれている時に働くっていうのは
結構シンドイものなんですよね。
なんてたって訪れる人の数が違うから。
お正月だからってゆったりした気持ちの人ばかりじゃなくて
やたら荒れまくってる人とか、いろんな人が来るし。
とにかく大変なんです。
もちろん、悪いことばかりじゃない(と思う)けど。
デパートやスーパーなど
サービス業で働いたことがある人はもちろん、
業界を知らない人にも是非とも
この本を読んでもらいたいです。
今年もあとわずか。そして、もうすぐお正月。
年末も年始も、お店だけじゃなくて
いろんな職業の人たちが暮らしを支えてくれていることを
いつも心の片隅に置いて
感謝の気持ちで過ごしたいですよね
![おんぷ。](https://emoji.ameba.jp/img/user/ni/nikoblog-2/477179.gif)