台風が去った途端、この蒸し暑さ。
あぁ、やだねー。
夏が来たねー。


そんな暑い夏は、エアコンで冷やした部屋
(冷やし過ぎは厳禁)で、本を読む。
ちなみに、まだエアコンはいれてませんし、
だいたい7月中は我慢しちゃうタイプ。(熱中症注意)

でも、もう夏の本を読み始めましたよー手描きふうすいか
ちなみにこの夏の本たちは全部既読。
大好きなので何度でも読むのだ!!


で、先週読み終えたのは原田マハさんのデビュー作、
「カフーを待ちわびて」。

この本は、沖縄の小さな島が舞台。
ある日、主人公 明青のもとへ突然舞い込む1枚のハガキ。
「絵馬の言葉が本当なら私をお嫁さんにしてください」
そしてやって来た幸という美しい女性。
彼女は一体何者なのか、なぜ、明青のもとに来たのか・・・
南の島の海と風と、温かな人々の素朴な生活と。
読み終えた後、優しい気持ちになります。


そして、今読んでいるのが坂木司さんの
「ホテル ジューシー」。
主人公 ひろちゃん(女子大生)が卒業旅行費をためる為に
リゾートバイトで石垣島に行くのですが、
ひょんなことから、石垣島から那覇へ異動させられます。
その異動先が「ホテル ジューシー」。
分かりずらい立地に、怪しげなバーの存在。
働くおばちゃん、おばあちゃん、それから
オーナー代理のテキトーさ加減に
最初はうんざり気味のひろちゃんですが・・・
夏休みの那覇で繰り広げられる、
ちょっとクセのあるお客さんたちとやり取りで
ひろちゃんと共に読者の私もちょっとだけ成長(笑)


で、この後、読む予定が同じく坂木さんの
「シンデレラ・ティース」。
この本は「ホテル ジューシー」と姉妹作品で、
実はこっちの方が先に書かれています。
歯医者嫌いのサキが、歯医者さんでバイトをすることに。
淡い恋や痛い経験、医院に訪れる患者さんたちの秘密。
いわゆるお嬢さんだったサキが
少しずつ人に寄り添える、そして強い女の子になっていく。
そんなお話。
ちなみに、ひろちゃんとサキは大親友。
東京と沖縄に離れていても、電話でやり取りをしたり
お互いのことを考えていたり。
二つの本を読むと、
あぁ!あの時、ひろちゃんが言ってたのはこの事!
ってなります。
同じ時間軸で進行している話ならではの面白さかも。


以上、3つが私の夏の三点セット(笑)


おまけ:
以前読んでいた、辻村深月さんの
スロウハイツの神様(上、下)も
すっごく良いお話でした。
登場人物がみんな魅力的だったし、
コーちゃんこと、チヨダ コーキは
あ、あたしみたい・・・と思えるとこがいっぱいで(笑)
(引きこもりとか、他人が作った物を食べられないとか)
その後、チヨダ コーキ作とされる
「V.T.R」も読みました。
表紙や発行者の乗っている本の最終ページとか
解説をスロウハイツの主人公 赤羽環が書いてるとか
遊び心もいっぱいです。
おススメ。