以前、ペンギン・ハイウェイという本を読んでいる、
ということをブログで書きました。

この本をまだお読みでなくて、
最後がどんな風になるのか(ざっくりとでも)知りたくない、
と仰る方にはこの記事を読むことをお勧めしません(笑)

この本は本屋大賞にノミネートされたこともあり、
私が読もうと思ったきっかけは
行きつけの(うふ)本屋さんで
「本屋大賞ノミネート作品を読んで被災地支援」
というのを見つけたから。

しかも、名前にペンギンって入ってるじゃないですか音符
ワタシの中で、パンダ・シロクマ・ペンギンっていうのが
3大ラブリー動物でして
とくに子供たちのカワイイことったらラブ


話を戻して。

この本の主人公は「アオヤマ君」という
自称日本一多忙な小学4年生です。

彼は、昨日よりも賢くなることを目標とし、
様々なことを研究し、
立派な大人になるため日々努力をしています。
そして、いつも冷静で決して怒らない。
怒りそうになる時には、
それを静めるとっておきの秘策があるのです。
(この秘策には笑ってしまうけど)

少年らしいところもあるのに、
妙に大人っぽいところもあったりして。
その話し方を、彼が大好きな歯科医院のお姉さんが
時々からかったりします。
このお姉さんがまた不思議な魅力を持った人で。

子供たちと対等に付き合うかと思えば、
時々、悪い子にお仕置きをしたりもする。
だけど、お姉さんが不思議なのは
そんなところじゃないのです。

アオヤマ君の住む町で次々と不思議なことが起き、
彼と友達のウチダ君、ハマモトさんは
その不思議な事象を研究していくのですが、
最後はその一連の出来事が結末を迎えます。

その結末の切ないことったら。
萩尾望都さんが書かれている解説の
最後の6行が読み終えた人の気持ち、
そのものだなと感じます。

私も気持ちが入り過ぎて、最後泣いてしまいました。
(そこにたどり着くまでは、
電車の中でもクスクス、ニヤニヤしながら読んでたけど。)

何より、このアオヤマ少年のファンになってしまい、
おこりんぼの私は、この先ずっと
アオヤマ少年を見習って怒らないようにしようと
心に決めました花

とっても不思議なお話だったけど、
良い本にめぐり会えたなーと思って
また幸せを感じております手描きふうクローバー
そんなGW。
みなさま、いかがお過ごし?