ToshlさんのSingerとしての実力についてはもう、「はい、重々存じております」状態なのだが、その存在を知ってやっと2周年そこそこのワタクシとしては、それでも「すみません、なめてました」という事が度々あるのだ。
最近はすっかり「龍玄とし」ファン一直線していて、バンドファンは冬眠中ではあるが、バンドの音楽も聴いている。昨日はひさしぶりにArt of Lifeを聴いていた。Yoshikiさんの曲で一番好きなのはこれかもしれない。飛ばす人がいるとかいうピアノソロ、全然OK、つか、あれがあるからギョーーーーンとギターが入ってきたときにカタルシスがあるんで。
Art of Life Part2とかいわれてるKiss the Sky、はよ!なんなら、30分あってもいいよ。ピアノソロ10分くらいあってもカモーンだぜ?
5人のX、7人のX Japan、好きだよ。メンバー全員好きだし、Xなんて、奇跡だなと思う。音楽の好みとしては私は多分、hideさんの音楽性が一番肌に合うし、バラード以外の曲はアコースティックもいいけどやっぱりバンドで聴きたいほうだし、楽器としてはギターがギュワ〜〜〜ンとかベースがドゥドゥンドゥドゥンってのにくぅぅぅ〜〜となるヒトなんで。
それでも、私にとっての「Xの魅力」はこの人の声に尽きるのかな、と何度も思わされる。
今回のきっかけは、こうだ。
少し前、インディーズとかX時代初期の動画を漁っていて、昔々のエクスタシーサミットに辿り着いた。
で、1991年のか1992年のかはっきりしないけど、サイレントいやらし〜ずという無敵バンド系のV系バンドメンの混成バンドでX(楽曲ね)をやっていたのを聴いた。
ボーカルが低いがなり声でがんばって咆えているけど、周波数の関係か声量か、爆音のバンド音を通してはちょっと聞きづらい。この手の咆え系がメタルとしては正統派なのかもだが(メタル知らん)。
で、例のダッ、ダダダダンっていう刻みが入ってくるわけよ。これを聞くと血が騒ぐわけだが、いつもより弦楽隊の数も多いし、迫力あって、全然ありだな、と思った。純正Xでなくても、おお、かっこええ!と思えるって意味で。
その時、これが逆、ドラムと弦楽隊が真正Xでボーカルが他の人だと…全然なしだな、になるな、とも思ったのだな。
ステージ上はカオス。すんごい若い杉様もおった。なんでわかったかって、例の指ジェスチャーですわ。
で、この爆音にボーカル一人はいくらなんでもきついやろ、せめてツイン・ボーカルにしたれよ、とか思ってたら途中でトシさんがメンバー紹介を始めて、歌い出したわけ。すると、彼の声は爆音を突き抜けて耳に飛び込んでくる。でもって、彼の声と煽りでガッと温度が上がる感じがする。←これはこのブログだけでも10回くらいは書いてるような気がするが、そうなんだからしかたない。
やっぱり声なのかなぁ。この間のテレビ番組(モニタリングの2回目)で、Toshlさんの声のボリュームが上がったところでひっくり返ってた女の子がいたけど、圧倒されて、思考力がなくなって、本能が立ち上がってくるのかもしれない。なんか、primeval?というの?太古?原始的な何か。
前に書いたけど、他のバンドがカバーしたI'll Kill YouにToshlさんの(昔の)ボーカルをmixした動画で、爆音を切り裂いて彼の声がそれこそ昇龍かトルネードのように切り揉み急上昇していくのに乗って、こっちもハイになっていく、あの感じ。
それは確かに「声」の持つ力だけど、やっぱりそれだけじゃない。「煽り力」とでもいうか、みぞおちがゾクゾクして焚きつけられる、あの熱さ。そういや、Toshlさんの歌に「焚き付けられました」って、「題名のない音楽会」で共演したクラシックの奏者の人がいってたな。
龍玄としさんの洋楽カバーとか死ぬほど好きだし、なんなら、最近もとある曲で「うぉぉぉぉぉ」となったことがあるし(そして私的検証のために同じ曲をSpotifyであるだけ探して聴き比べると言うこともやった。15曲聴いたぞ)、「森のくまさん」がロックになってしまう山田くんに魅せられたことも事実だ。
つまり、バンドの曲でなくてもゾクゾクくることはいくらでもある。
それでも、それでもだ。あれやこれやの過去映像に出くわす度に、恐れ入りましたと這いつくばり、一度でいいから、XのフロントマンのToshlさんを生で見たいと思ってしまうのだ。ちくしょう、オイラ煽られたいぜ(涙)、みたいな。
広くより深い関係をファンと築きたい龍玄としさんには、何万人ものファンを煽り立てていくようなステージはもうあまり興味も未練もないのだろうか。どんどんと前に進んでいく彼の背中が涙で見えない私の中のファンAは立ち竦んでいる。
そして、「モニタリング」で他の人たちが名の通った自分のヒット曲で種明かしをする中、龍玄としさんはEndless RainもForever Loveも紅も歌えない。そのいびつさと、一般にも知られているヒット曲ってのが20年以上前のものばかりという事実に改めて気づく。
昔テレビでScarsもDahliaもCrusify My Loveもやったし、再結成後La Venusも演ってるけど、何かというと紅にForever Love。他にたくさん好きな曲がある私としてはまたかよ、と思ってしまう。いや、リアルタイムで見てないんだけど。そういや、私がまったく見る気にならなかった昨年末の紅白でもForever Loveやったんだっけ?
一般の認識としてはそんなもんなんだな、結局。別にそれは私がXの音楽を好きなことに何の影響も与えはしないし、そんな昔の曲がいまでも一応知名度があるってのは逆にすごいなとも思う。「紅」が甲子園の応援歌スタンダードになってるってのもあるんだろうけど。いや、しかし、これ、なんで?
話があちこち飛び火して収集がつかなくなってきたな。久しぶりになんか書いとこか、といきなり書き始めるからこういうことになるのだ。爆音を切り裂くあの声を聴いてひゃっほ〜〜となった、というそれだけが種。
何が言いたいかって、何が言いたいんだ、ワシ?
Xの曲はやっぱりバンドで聴きたいってのと、フロントマンとしてのToshlすっげぇっやんけ、てのと、バンドの音楽好きだけど、「あの声」がなけりゃワシは聴く気にならんねんって事かな、うん。
以上。