盛岡、南武氏居城「不来方城」城址

石垣と楓紅葉の美しいコントラストを道行く人達が、足を止めて見上げていました。

どの角度から見ても美しい城址ですが、写真におさめたのは本丸から見て西側にある帯曲輪。

ここは盛岡城址のなかでも、春夏秋冬、美しい風流な姿を見せてくれる曲輪です。

私の幻影では、この帯曲輪に、時折、艶やかな打掛姿の奥御前が佇(たたず)んでいるのが見えます。
女郎が掲げる大傘の下で、鳥のさえずりに耳をすましているかのようです。

このお城は、仙台の伊達政宗に睨みを利かせるために、豊臣秀吉が奉行に命じて縄張りをさせたことでもしられています。

遠い御先祖様も、城普請に携わっていたとのことで御縁の深い城址を朝に夕に愛でています



朝、中津川から不来方城址を望む。