冷たいのかな
もしかしたら本人もここ見るかもしれないけど、悪く思わないで。
正直な、今の思いを。
昔は、彼氏が全てだった。
彼氏だけを頼りに生きてた。
他に居場所は無かった。
家の中が戦場のようだった。
彼氏が地元を離れたら、友達と毎晩遊び歩くしかなかった。
彼氏の為だったら、何を犠牲にしても良いと思った。
あれから5年半。
私は地元を離れ、
親は事件を起こし、
家族はバラバラになった。
離れたら、大事だって気付いた。
気付くのが遅かったけど、今ならまだ間に合う。
彼氏と離れたい訳じゃあない。
今まで、家に帰れば彼氏が居た。顔を見て話が出来た。何をしてるのかも、何を考えてるのかも解った。
それが出来なくなる。
だけど、前面に出てくるのはあっさりとした自分。
私にとって、きっと地元で結婚して家族を守るのが一番良い選択。
彼氏にとって、きっと新しい土地で仕事を頑張って、ちゃんとした家のちゃんとした人と結婚するのが一番良い選択。
離れるのと同時に別れようかって、何度も考えた。
それがいいって解ってた。
でも、出した結論は遠距離だった。
本当なら、当たり前に遠距離頑張ろうって思いたかった。
でも、思えないし、思わないよ。
きっと、結婚は出来ない。
東京に行くって、きっとそういう事。
地元に戻るって、きっとそういう事。
そう思う私は、冷たいのかな。
何か大切な感情が欠けてるのかな。
それなら今別れようかって、本当に悩んだ。
だけど、6年近く続いた人と別れるのには、決定打がないと駄目だ。
好きなままは、別れられないよ。
離れてから、どちらかに恋愛感情が無くなったら。
その時別れても、遅くはないよね?
そう自分に言い聞かせてるけど。
自分の出した結論に、自信が持てない。
これが本当に、二人にとって良い結論なんだろうか。
重荷にはなりたくない。
手枷足枷にはなりたくない。
新しい道を、どうか躊躇う事なく歩いて行って下さい。
さようなら、盛岡
3年間暮らした街ともさよならだ。
いつになっても、自分が住んでるっていう実感の湧かない街だった。
何だか好きになれない街だった。
だけど、アパートの玄関出たら目の前に見える岩手山。
あれは好きだったな。
あとは、近所の坂の入り口の桜。
近所を散歩してた白猫。
いつも行ってた居酒屋。
思い返せば、この街にも好きなものはあった。
もう、同じ景色を見る事はない。
もう、同じ生活を送る事はない。
本当に、さよならだ。
ほんの一時間
大嫌いな親戚が居る。
その一家と血が繋がってると考えただけで居ても立ってもいられない位。
3年前、ある事件があったのを機に、私個人は縁を切った。
じいちゃんとばあちゃんが、今はその家に居る。
私がその親戚に罵倒されて、泣いて家を飛び出した一時間。その間に、じいちゃんとばあちゃんはもう居なくなってた。
私を育ててくれた、大事な人達が予告なしに連れて行かれた。
私に残ったのは、激しい喪失感だけだった。
私の事、散々裏で色々言ってたようだけれど、そんな事はもうどうでも良かった。
ただ、憎んだ。恨んだ。
じいちゃんとばあちゃんは、暮らしにくい日々を送っているようだ。
お盆や正月に会う度、どんどん小さくなってゆく。
あんなに活発だったじいちゃんが。
あんなにキツかったばあちゃんが。
どんどん弱っていく。
だけど、今は迎えに行けない。
介護が必要なばあちゃんを、昼間見る人が居ない。
ご飯の用意や、病院の診察や。
色んな事をする時間がなければいけない。
だけど、きっと遠くはない最期の時。
あの家で迎えさせる訳にはいかない。
必ず迎えに行くから。待っててね。
アンバランス
嘘ばっかりだ。
社交辞令や作り笑顔やお世辞や口約束。
も う、嘘は見たくない。
言い訳は聞きたくない。
揉め事はしたくない。
人を嫌いにはなりたくない。
だけど
汚いものをもっと見てやる。
醜いものをもっと見てやる。
冷たいものをもっと感じてやる。
そして、それ以上に
美しいものを見よう。
温かいものを感じよう。
そして、いつか全てを受け入れられるようになろう。
それでも日々は過ぎてゆく
引っ越しの準備をしている。
終わらない作業に、嫌気がさしつつも
物を処分するのは気分が良い。
元々、物を捨てられない性分なのだけど
着てない服や、使わない雑貨や、昔のコレクション類や。
そういう物を捨てて、生まれ変わるような爽快感を感じてる。
荷物は最小限でいい。
なかなか捨てる決心がつかない物達も沢山あるけど、
折角、地元に帰るって決めたんだもの。
今まで私を押さえつけてた、私自身の優柔不断さを捨てるのは、今だ。
本当に自分に必要なもの。
本当に自分が好きなもの。
本当に自分が大事にしたいもの。
今、決めなきゃいけない。
一週間前、好きな ライターさんの一人が亡くなった。
それでも私は普通の生活をしている。
その事実が、寂しい。
