$再販価格維持生活-サンシャイン劇場

お友達に誘っていただき、お芝居を観てきました。
演劇集団キャラメルボックスの「「バイ・バイ・ブラックバード」です。

キャラメルボックスは今年、創立25周年を迎えるそうです。
25周年ってすごいですよね!
15年ほど前から小劇団の芝居を観るのが趣味の一つなのですが、お気に入りの劇団はほとんど解散してしまいました。。。
キャラメルボックスは良いお芝居をかける一方で、看板俳優/女優に頼らず若手の育成をされてきたんでしょうね。

さて、お芝居。
新種の熱病が流行し、27歳の主人公は病気の後遺症で16歳以降の記憶を失ってしまいます。
そして、同じように記憶を失った人たちが再教育を受ける学校に入学していろんな人と交流していくなか、いろんな出来事が発生します。

見終わった後の感想は、「とっても良いお芝居だった」
小ネタでときどき笑いもおきますが、心に沁み込むお芝居でした。

そして、ふいにお気に入りのベット・ミドラーのバラード「ローズ」が頭に浮かびました。
私にとって特別な曲。
聴いたら元気づけられたり癒されたりするんじゃないんです。
むしろ、心が弱っているとき、この歌が聴けなくなります。
特に、2番と3番の歌詞。
離婚前後、口ずさもうとしたら途中で泣けてきて中断してしまったことが何度あったことか。
(こちらで歌詞と対訳が見れます)
かといって、だから辛い歌というわけではないんですよ。
夜一人で泣いて、ようやく泣き終わって顔を上げたら目に入った、閉め切っていたカーテンの隙間から差し込む太陽の一筋の光といった存在。
(「なんのこっちゃか」という例えですみません。。。)
この曲を泣かずに歌いきれるかが、私の心の状態のバロメーターなんです。

最近ちょっとした出来事がありまして。
で、キャラメルボックスのお芝居を見て、「やっば、ローズ状態だわ!」って思ったわけで。
今回のお芝居、自分のことを大切に思ってくれる人がいるって、どれだけ貴重なことかを思い出させてくれます。
バツイチで普段は第二の独身生活を大満喫していますが、過去のつらかったことを思い出したり、これから先のことを考えて不安になることも。
自分の今の状況を振り返り、最後ちょっと涙が出ましたわw
そういう状況だったのもありますが、ジーンとくるお芝居でした。

これまで、大笑いしてスカッとした後はな~んにも残らないというタイプのお芝居に行ってたけれど、今回のようなのも良いな。
キャラメルボックス、また行きたいです。