　『真珠姫とのパヴァーヌ』へのご訪問、

ありがとうございます。

　先週の土曜日の夜、BSNHKで『憶えのない殺人』　　　　

というドラマがあり、録画予約しておきました。

　巡査一筋に勤め上げ、退職して１０年の老人

佐治（小林薫）は、今は亡き妻と海外ボランティア

として離れて暮らす娘と幸せに暮らしていた

駐在時代と孤独な現在が混同する認知症の兆候が

時折見られています。

　幸せな過去との混同は、孤独な現在ゆえであり、

孤独が認知症を加速させているように見えます。

　しかし、彼の人となりを知る周囲の人々によって

温かい目で見守られて、駐在としての過去に誇りを

もって暮らしています。

　ある日、かつて彼が逮捕したストーカー男が

殺されます。彼には殺人の動機がありました。

　彼にとっては全く憶えのない殺人であるにも

かかわらず、様々な物証が出てきて、刑事

北嶺(尾野真千子)は、彼を追い詰めていきます。

　このドラマの真に面白いところは紹介して

いませんので、再放送の際には、年齢にかかわらず

ぜひご覧になってみてください。

　尾野真千子さん、たくさんドラマに出ている

わけではないけれど、難しい役どころにいつも

出ていて、見ごたえのあるドラマにしてくれている

大好きな女優さんです。

　『グレースの履歴』おススメです。

　実はこの晩、シームの身にもこんなことが

ありました。

　福島沖で震度４の地震があり、シーム地域も

かなり揺れてそうです（震度３）。

　揺れに気づかないほど、夢中になって寝ていた

ので、地震そのものは認識していません。

　ペルルは驚いてかなり吠えてママを起こした

そうですが、近所迷惑なので、

　　五月蝿く吠えないで！

　とたしなめたのだとか。

　これは翌日、隣の部屋（リビング）にいた

叔母ちゃんから言われたこと。

　ところが、地震そのものを知らずに寝ていたし、

ペルルが吠えたことも、吠えないで！と言った

ことも記憶にないのです。

　逆に叔母ちゃんに

　　寝ほれたんじゃないの？

と、驚いて言ったわけですが、まるで夢のことの

ようです。

　この後、録画していた『憶えのない殺人』を

見ていて、自分と同じことがドラマの中で起こって

いることにちょっと驚きました。

　昨夜の自分にあったことは認知症の始まりなのか。

　認知症の人たちにとって、社会とのかかわりを

持つことは大切なのだとか。

　ペルルのお陰であちこち出掛け、ブログを書いて

少しだけ世の中と接触を持っている私。

　ヒトとあまりしゃべらないので、ヒトや花の

名前がなかなか出てこないことが増えました。

　そんな中でペルルと話をすることは貴重ですね。

　ペルル様様なのだわ。

　　C'est la fin de mon histoire　　　　　


　　　　ランキングに参加しています。
　　　　　ポチッとしてね。

『憶えのない殺人』と憶えのない地震