卒寿お祝い能登旅行  ④ 加賀屋  | 泣いて笑って、ゆっくり歩いて「よいしょっと」

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60代の主婦です。最近「よいしょ」が口癖に・・・
旅の思い出・日々の出来事など綴ってます。

5月12日 今回の旅行の目的 母の卒寿のお祝い

母が日頃から一度は行ってみたいと何度も言っていた加賀屋。

「プロが選ぶ日本の宿」に必ずお目見えする加賀屋。

その加賀屋へ到着したのは4時半。

せっかくの加賀屋だから、もっと早く入る予定だったのに・・・・

いろいろ行き過ぎた~アセアセ

車を降りるとすぐに4人のスタッフの方がお出迎えをしてくれました。

広いロビーを館内の説明を聞きながら、

加賀屋といったらここ「雪月花」という棟の15階へ。

 

部屋のドアを開けると

入口にはちょこっと座れる台があり、

しゃがむのが大変な母にはうれしい心遣いです。

 

部屋の中へ入ると、

わあ~広い。大きな黒い座卓は花車の模様が上品ですてき。

 

 

奥のテーブルも落ち着いて上品な感じ。

 

 

お抹茶と加賀屋特選の美味しい和菓子。

 

 

もちろんオーシャンビューで、七尾湾が一望です。

遠くに見えるのは能登島です。

 

洗面所も広い。洗面台が二つもあり、ゆったり。

タオルや歯ブラシの色が3色に別れており、

間違えないで使えるので大助かり。

アメニティも、もちろんシャンプーリンスもとってもいい物がおいてありました。

髪がギシギシになる心配もありません。

 

トイレにもちゃんと取っ手がついていて すばらしい~。

 

お風呂もものすごい広さ。

大きなホテルだし、団体さんもたくさん入っていたんです。

結構なお値段なのに、団体で使用ってこともあるんですね。

もちろん、露天風呂もあったけど、すごくよかったかというと

そうでもなく・・・普通の岩風呂って感じでした。

お風呂上がりに廊下に置いてある飲み物がすごい!!

お水お茶だけじゃなく、ハーブティ・アップルティやら、なんやかや、

4種類おいてありました。嬉しいですね。

 

そしてお食事は部屋食で。

素敵なナフキンウインク

 

 

お食事はきわめて普通。

懐石のように一品一品運ばれてくるわけじゃなかったのね。

珍しい物と言えば、能登の高級珍味 

ナマコの卵巣精巣を干す 干し口子・・・おつまみには最高!!

ロブスターのサラダ。

 

鮑のステーキは柔らかくて美味しかったし、

お刺身も、鯛のあら煮も、能登豚も能登牛も

どれもこれも高級なものばかりでとっても美味しかったしかったです。

 

長寿を祝って、鶴と亀をあしらっためでたい置物。

お米、加賀屋オーナーからお祝いの鯛

 

 

食事の途中で、プロカメラマンさんがきて記念写真を撮って下さいました。

写真は帰りにいただきました。いい記念になりました。

卒寿のお祝いに女将からマグカップのプレゼントもいただきました。

 

シースルーエレベータからの眺めも最高。

どこもかしこも広々。

ホテルの廊下にはところどころに花が、毎日変えられているそうです。

 

 

吹き抜けのホール。

 

食事の後は宝塚加賀屋月組の講演を母と楽しみました。

右下はロビーで行われていた演奏です。

あちこちでいろんな講演がありました。

さすが、大ホテルですね。

 

夜から雨模様。

翌日も雨が降っていて、残念ながら海の日の出はみることができませんでした。

 

母にとっていい思い出となったでしょうか。

加賀屋のおもてなしは素晴らしいものと思ってました。

お部屋を担当して下さったスタッフの方も、大学の研修で加賀屋のおもてなしを学び、

就職したいと思ったそうです。

確かに、掃除は行き届いているし、お風呂には赤ちゃん用、お年寄り用、両方の椅子がおいてあったり、もちろんエレベーターの中にも椅子があるし、お風呂前のたった5段ぐらいの階段も奥にエレベーターがあるし、バリアフリーは完璧でしたね。

でも、夕食に鯛のあら炊きが出たあと、お祝いでいただいた鯛の塩焼きが出てきました。

鯛の塩焼きが出るなら、あら炊きは違う魚がよかったな。と思ったし、

私にしては柔らかいと思った鮑も、入れ歯の母には硬かった様子。お新香も噛めなかったり、

全体の量が多すぎて・・・・私たちも白ごはんはいただきませんでした。

もちろん母にも多すぎて、いろいろ残してしまいました。

スタッフの方に、母が残したのを聞かれたので、

「ちょっと噛めなくて・・・」と伝えましたが、

朝食のたくわんはそのまま出てきてました。

きっと素晴らしいマニュアルがあるのでしょうが、団体さんも入る大きなホテル。

ひとりひとりの小さい事には気を配れなかったのでしょうね。

対応してくれたスタッフの方にも違いはあるのかも知れませんが・・・・

高級食材でもちろん、とっても美味しかったのですが、懐石のような丁寧さ高級感?

はありませんでした。

先日テレビで◯◯リゾートはマニュアルが無い。

スタックが自分で思うおもてなしを実践してると言ってました。

それはそれは大変な事だと思いますが、

言われてからやるのではなく、言われる前にやる、

それは旅する人に対して最高のおもてなしとなるのではないでしょうか。

 

前に泊まった高山の旅館で、枕元に折り鶴が置かれており、

ゆっくりおやすみください、というような一筆箋がおいてありました。

初めての事で、びっくりするとともに幸せな気持ちになったことを思い出します。

高山へ行くときはまたあそこへ泊まりたいと思ったものです。

 

ついつい最高のおもてなしを期待してしまったので、ちょっと残念な気がしました。

それでも、一度は泊まってみたいと思った加賀屋に泊まることができたことに

母も喜んでくれましたし、私も感謝の気持ちでいっぱいです。